5号機の終焉に来て、まさか真技術介入マシンとしてここまで人気になるとは思わなかったディスクアップ。もちろん4号機時代に初代ディスクアップがあり、中々に面白いゲームでプレイヤーを楽しませてくれました。回胴回顧録にいよいよディスクアップの登場だよ!
初めて打った時の感想
この機種はハイパーラッシュが大好きな友人のこれまたお気に入り機種。
2人で導入後打ちに行き、並び打ち。
その時の僕の感想はまず・・・
リール太っ!
とにかくリールが太い!
そして・・・
音が良い!
これ絶対スピーカー良くなってるだろ!って言うのが素人でも感じるくらいに音が良い!
コンセプトがクラブでいいのかな?ハイパーラッシュもダンスと音楽がテーマだったけど、ちょっとレトロな感じ漂うディスコやそれ以前のイメージ。
ディスクアップはそれより進化した感じのイメージ。
勝手な感想だけど、通常時はずっと開演前のクラブで、演出もベース重視の抑えられた音楽で開演へのワクワク感を演出。
いざBIGボーナスがはじまると入賞音から一気にヒートアップ!
開発者が意図して作ったのか、僕が勝手に想像しているだけなのかはわからないけど、ストーリーが生まれてくる素材はやはり面白い。
その分通常時がとにかく単調ではある(笑)
メインの成立役も3択15枚なので、揃う時はめちゃくちゃコイン持ちが良いけど、揃わない時は本当に50枚のメダルがすぐに無くなる。
通常時の波が荒い!
大体打ち始めた時の僕のディスクアップへの印象だった。
それ入ってたで
今でも覚えてるディスクアップ初ボーナスの時の入ってました目。
赤7上段からのリプレイ揃い。
その後ドット演出でボーナス告知。
隣の友人から「その前の赤7中段の時には入ってた」
それでも入ってました目を拝めるのは素人だからこそ楽しめる内容。
こんな感じで僕とディスクアップが出会ったわけです。
ARという機能を搭載!
5号機ではARTと呼ばれるものです。当時はARと呼んでおり、意味は今と同じくアシストリプレイタイムの略です。
それまでニュートラッド(回顧録に書いてないなぁ)と言う機種で、BIGボーナス終了後リプレイ確率が上がり出玉の減少を抑えてくれていたものや、ゲゲゲの鬼太郎SP(黒)で出玉維持装置として3択の色ナビをするATがありましたが、それの強化版です。
3択役は15枚役だし、リプレイ確率は上がるしで、出玉の減少軽減や現状維持ではなく、純増1.5枚、出玉の加速装置になっていました。
通常時の波の荒さを、出玉へ直結する機能。
BIG終了後は設定不問の50%で突入するAR。
初代ディスクアップはリール左にドットがついていて、そこで演出がなされていた。
ドットには7(現行機だとDANCE TIME)とチェリーが流れ、現行機同様にアツイパターンなどで抽選結果を演出。最終的に7が停止すれば晴れてARに突入!
ARは50G、100G、200G、2000G!200G超えたら2000G確定と言う凄い仕様。
ちなみに登場するキャラクターは一緒なんだけど、現行機と同じ名前なのはシンディーさんとエイリやんだけ。当時アフロレディはディッキーさん、リーゼントマンはダンパくんだった。
現行機版でシンディーさんはメチャクチャかわいくなった!(笑)
ARのパンク条件は、BIG成立時と、既定ゲーム数消化時。
AR中にBIGを引くと、必ずハイパーBIGになり、その際も50%の抽選に当選するとARゲーム数が再セットされる。50%にハズレると即終了。
だから仮にAR2000Gに当選していたとしても、BIGを引いてしまうとわからなくなってしまう。
尚AR2000Gの確率は当選時の1%だった気がするので、実際はBIG成立の0.5%だったと思う。
REGではパンクせず、ゲーム数が再セットされることなく継続される。
このARループに突入させる事で一撃の出玉を得る仕組みとなっていた。
この辺の仕組みって現行機でも良く再現されていると僕は思います。
ボーナス確率が・・・?
設定6のBIG確率が1/238・・・これは理解できる。
でもARなんてついてる機械だし、設定1だと当たらないんでしょ?って思うと、なんと約1/350!大花火の設定1が1/431なんだから当たるじゃん!と言うか、ARループもあるし、負けなくね?って思ってたらなんと!
REG確率全設定共通約1/2600!!!
もはやAR抽選に一切絡まないREGがプレミアムフラグ状態(笑)
それでもこのディスクアップは設定1で完全攻略機械割約100%と当時から甘かったのは間違いないのだ。
ボーナス告知がカッコいい!
ボーナスの内容に触れる前に、演出からボーナス告知についてなんだけど、これがカッコいい!
演出が3消灯からドットで展開するルーレット演出しか無いんだけど、基本は小役やハズレ演出。♪♪ならチェリーで、7BARならスイカと言った感じで、現行機に踏襲されている演出。
77もしくはBARBARが揃えばボーナス確定!
この機種の特性上、REG確率が極端に低い為、ドット演出ではBIG確定の77が止まる事がほとんどなく、告知される時はBARBARが停止する。
もちろん告知時はゲゲゲゲッ!のサウンドとともに、リール下部のブルーライトがビカァァァァッッッ!!!!っと光る。これがカッコいい!
どうして現行機ではこれを受け継いでくれなかったのか。5.9号機のルールでは難しかったのか。可能であればぜひこのブルーライトを搭載してほしかった。
色んな機種でボーナスが確定するとレインボーに光るのがお約束みたいになっているが、そんな演出よりこの眩しいくらいに光る青いランプが僕は好きだ。
現行機ではゲゲゲゲッ!の瞬間に枠が青くなる事で再現はされている。
お待たせ!BIGだよ!
ディスクアップと言えばBIG中の技術介入とリプレイハズシ。
現行機と同じく、通常時に引いたBIGはNORMAL BIGで、AR中に引いたBIGはHYPER BIGとなり、15枚役の完全ナビとなる。
4号機のリプレイハズシの意味に関しては何度か回顧録の中でも解説してきたのでもういいね。
ディスクアップのリプレイハズシには制御が2種類あって、逆押しすると中段にテンパイするパターンと、下段にテンパイするパターン。
中段にテンパイしてくれると、左リール枠内にBAR図柄~チェリー枠下くらいに狙えば良いので7コマくらい余裕があったと思うのだが、下段にテンパイされると、BAR中段ビタで押さないとダメって言う仕様。
この時の逆押しでリプレイが中段にテンパイして、左にBARを狙う打ち方が、現行機の枚数調整で再現されているわけだね!
さぁ、通常時に成立したNORMAL BIGがディスクアップの真骨頂!
もうおなじみだと思う、リプ☆☆のビタ押しだ!
現行機ではDJゾーンの上乗せを行ってくれるビタ押し成功だが、4号機の時は3択を2択にしてくれていた。
ビタが成功するとリプ☆☆が停止し、全体的に消灯。ドットには赤か青を狙え!のように表示されるので、赤7か青7を左に狙い、当たっていれば15枚獲得となる。
現行機と大きく違うのは、中リールに青7とBARが2種類あったのだ。
だから、青7枠下と言っても、2種類ある青7を見切ってビタ押ししなくてはいけない。
この辺りは現行機の方が中リールに青7もBAR図柄も1種類しか無いのでやさしくはなってると思います。
もちろんこの後、AR抽選を経て、ARに突入したらBIG成立目指し、AR中にBIGが成立したら晴れてHYPER BIGとなり、15枚役の3択が完全ナビとなります。
NORMAL BIGは400枚以上、HYPER BIGだと500枚以上獲得できる仕様となっていました。
この技術介入とループで大量出玉を目指すのがポイントとなっていました。
キャラリンフラッシュの多分元祖
4号機の北斗の拳から一気にメジャーになったと思われるキャラリンフラッシュですが、僕が最初にキャラリンフラッシュ搭載の台を打ったのはディスクアップだったと思います。
AR中にレバーオンでリールバックランプが右から左へ流れる演出。レア小役対応で、スイカとチェリーを否定したらボーナスでした。この時のフラッシュはコントラストがはっきりしておらず、なんか流れたくらいで気がつかない人もいたのではないかと。
その後、北斗の拳のアツイ演出としてキャラリンフラッシュが出ましたが、ディスクアップよりも明暗がはっきりした演出になっていました。
現行機ではART中にリール上部のパネルが上から下に流れる演出がキャラリンフラッシュとなっています。4号機同様にチェリーとスイカを否定すればボーナスです。
現行機で無くなっちゃった演出
恐らくルールの問題で作れなかった演出何だろうと思う。
通常時にいきなり「チェケラッ♪」の声とともに赤7狙えナビが出たりして、左に赤7を狙って15枚役が揃わなければボーナスと言うナビ矛盾があったのだが、残念ながら現行機では無くなってしまった。
恐らく有利区間以外でアシストナビだしちゃいけないからダメだったんだと思う。
サミー系のアシスト台は、通常時のナビ矛盾がアツイ台も多かっただけに残念です。今後有利区間のルール改正等が行われればこの辺もまた認められるようになるかもしれませんね。
まとめ
こうやって考えてみると、現行機のディスクアップって良く出来ていますね。この規制の中、あれだけの台を作った開発陣には脱帽です。
長々と書いてきて、通常時に触れてないけど、もちろん多様なリーチ目で楽しませてくれました。
5.9号機のディスクアップは、リール配列など変わっているとはいえ、本当に良く出来ているので、目押しが苦手だからと回避してる人にも打って見てほしいです。
4号機の時代と5号機の時代を詰め込んだマシンになっていますので、回避してる人の中にはきっとその魅力に取りつかれる人もいると思います。
そんな5号機終焉の傑作台の元となっている4号機ディスクアップ、とても素晴らしいマシンでした。