回胴回顧録 ガメラ/オオガメラ

回胴回顧録サムネイル

MAX711獲得できることもあるA700タイプで、誰もが簡単に600枚overを叩きだせるモンスターマシン。主役もモンスターだけどな!(あれ?ウケてない?)まぁいいや、今回はそんなガメラについて触れてみようと思う。ただ制御云々は語れないのでそれ以外の思い出をメインに書いていこうと思う。

RODEOのデビュー作ガメラ!

僕は今後このRODEOと言うメーカーの台を打ち込んでいくことになるとは思わなかった。

ちょうど僕がパチスロデビューした2000年、RODEOと言う会社が誕生した。正確にはそれまでにあった会社が、いろんな提携などの関係で社名変更して誕生したのがRODEO。

そしてそのRODEOのデビュー第一弾としてお披露目されたのがガメラ!

時代は大量獲得機で、アルゼ系は大花火、タロットマスター、リアルボルテージとリリース。

もちろん設定1でも100%を誇る大花火はゲーム性も含めて絶賛稼働中!

大花火などは技術介入を行うことで600枚以上の出玉を獲得可能で、ある程度甘さの恩恵に授かるには技術が必要であった。いわゆる小役狙いとバービタ外しね。

その点、ガメラは誰が打ってもほとんど600枚以上獲得できる!と言う触れ込みの大量獲得機。

さらには設定1でもペイアウトは完全攻略104%オーバーと破格だ!

とは言え、僕が初めてガメラに触れる頃はまだこんなことは知らなかった。

ホールがガメラを導入するしばらく前、電話がかかってきた。

葉月氏ショールーム試打!

電話の相手は県内数店舗あるチェーン店のコンサルに就いていたと思われるAさん(役職としては営業本部長)。

大学生であった僕とは不思議な関係だけど、時折連絡を取り合ったり、食事に連れて行ってもらったりしていた。(本当にその節は大学生風情では入れないようなところとか連れて行っていただき、ありがとうございました。)

Aさん「あ~葉月さん、スーツ用意できるかね?」

葉月「えっ?あ~安物でもよければ行けます!」

Aさん「ガメラの試打に連れて行ってあげるから準備しなさい。」

葉月『!!!!!』

安物のスーツを身にまとい、Aさんの車アリストを待つ。

Aさんはいい人で女好き、僕とは普通に会話してるけど、なんかあったら〇されるんじゃないか?と言う空気を持っている人物。

なんやかんや車内で会話しつつショールームへ到着。

緊張しすぎて全く場所を覚えていない・・・

入るとまだホールで見たこともないガメラが設置されていた。

ロデオの方の説明を受けながら試打。

何もわからないから順押しで消化・・・なるほど小役ハズレや、リーチ目、演出発展などがあるわけですね。

これボーナス成立時の演出中リプレイ確率高くないですか?と言う些細な疑問点などぶつけながら通常時を見る。

スタッフ「では本機の売りのボーナスです。」

と言いながらチョイチョイとBETボタンを操作すると、見事にボーナスフラグが成立。

スタッフ「液晶やランプのナビに従いながら打てば誰でも600以上獲得できます!」

本当に簡単だ・・・大花火のリプレイハズシの緊張感もなく、ただ逆押しと順押しで液晶上では600枚以上の差枚数をカウントしていた。

ショールームに滞在する時間はそれほど長くない。

ここでショールームを後にした。

葉月氏本質が見えず!!

当然のことながらAさんから感想を求められた。

今でも覚えている、その時の感想。

葉月「誰でも簡単に600枚オーバーはいいですね。でも気になるのはボーナス確率ですね。みんなに打って貰おうと思ったらスペックをもう一段落として500枚程度で、各設定間のボーナス確率差が埋まっていると誰もが楽しめていいんですけどね。」

このスペックも正直あってもいいと思うくらい間違った回答ではないとは思うが、あくまでもこれは大量獲得機ベースで最初から作られていることを完全に理解できていない。

大花火やタロットマスター、リアルボルテージでは目押しできない人は打てなかったが、それを改善したのがガメラだったのだ。

今ならその辺は理解できるし、行けるか行けないかの判断もある程度できると思う。

ただ何分パチスロを打ち始めて数か月と言う僕には荷が重すぎた。

そのお店は別に僕の意見を重要視したわけじゃないと思うが、ガメラの導入は見送った。

その後ガメラは設定1の甘さや、大量獲得手順の簡単さ、逆ハサミ手順などが広まることで稼働が高くなっていった。

その状況を見ていると、すごく申し訳ない気持ちにもなったが、ガメラ販売後、液晶が大きくなった同型スペックの青い筐体オオガメラの発売により、そのお店にも導入された。

その時はAさんに「せっかく試打まで連れて行ってもらったのに適切に評価できず済みませんでした。」と謝りました。

もちろんAさんはそんな謝罪を要求していたわけではありませんが、僕自身が気持ち悪かっただけです。

いざ、ガメラホール実践!

ある程度の情報は出ており、僕も逆ハサミ手順を実行。

本当に今でもガメラを愛してる人は順押し、ハサミ押しのバトル目(ボーナスorレアハズレ目のチャンス目)からのバトルを楽しんでいたと思う。

だがそんなに詳しくない僕は逆ハサミで楽しむ。

これがフラグ丸わかりなのだが、超楽しい!

右上段に赤7を狙い、上段に7が停止した時点でギャオス(8枚だったかな)orボーナス!

逆ハサミすることでギャオスを取りこぼすことは無いので、逆ハサミで小役非成立はすべてボーナス。

ボーナス成立時の演出としてガメラがバトルに行くとハズレorボーナスなので右上段7から1~3停止の間でガメラ出勤=ボーナス確定!と言うわかりやすさ。

僕のガメラに対する知識なんてこんなものしかない。

それでも楽しい!楽しいんだよ!

BIG中逆押ししていれば15枚獲れるし、リプレイハズシも行われるし、めちゃくちゃ簡単!

シフト持越し機能でほぼラスト2~1Gでジャックインの安心設計!

シフト持越しさえ確定(ランプでわかる)していればラスト1Gは1枚掛け順押しでジャックインできるプチ機械割アップ。

注意点があるとすれば、BIG中もレア役は成立しており、チェリー成立時はガメラの上のチェリーを狙うと角に止まって15枚獲れるのだが、7チェリーバーを狙ってしまうと中段にチェリーが止まって8枚になってしまう。

これくらいの注意をしていれば、誰でも設定1で甘い台を打てたんだから、そりゃ流行るわな・・・今ならわかる・・・。

それまでサミー系列の台には苦手意識があったのだが、まさかこれをキッカケにROREOの台と末永くお付き合いしていくことになるとは夢にも思わなかった。

当時はまだ業界としてはアルゼ王国だったからね。

と言うところで久々の回胴回顧録はここまで!

お読みいただきありがとうございました。

回胴回顧録 玉緒でポン!

回胴回顧録サムネイル

この機種は打ち込んだ機種ではありませんが、初めてホールのイベントに乗っかって、朝から設定6確定の台を打った記憶があるので、当時のゆる~~~い営業形態等も含めて回顧録として書いていこうと思います。

玉緒でポン!(サミー)A400タイプ

見ての通りと言いますか、中村玉緒さんをモチーフに作られた台。

大当たり図柄が7とBARは普通だが、もう一種類が玉緒(笑)

玉緒をポンと揃えるから玉緒でポン!だったような気がします。(眉つば)

通常時の液晶演出は、ほのぼのとしたクイズとミニゲームなのだが、見た目とは裏腹にバリバリの技術介入機。なんとリプレイハズシはビタ必須!

兄弟機でゲゲゲの鬼太郎のように黒筺体の玉緒でポン!DXもありましたが、僕自身は見た事がありません。

特徴らしい特徴はあまり無い

中村玉緒さんとタイアップしてると言う事と、確かクイズだかミニゲームに打ち手も参加できて楽しめるような仕様だったかと。

基本的には液晶の玉緒さんがクイズに答えて正解した時に、玉緒さんの頭上に小役図柄やボーナス図柄が降ってきてナビだったり、旅行券なら世界各地のミニゲームに挑戦。ナビ矛盾やミニゲーム成功でボーナス。

リプレイ図がらのナスビに某がついていて、ボーナスorリプレイとか・・・ちょうどクレアの秘宝伝2の森の中を飛ぶナスみたいなのです。

ミニゲームは何種類かあり、インドだとカレーを完食できれば大当たり!辛口と甘口だったか、水が置いてあるだかしたらチャンスアップ。

良くも悪くも普通ですが、当然今の台より出率も高く、設定6なら8割9割負けないような台でした。

そうそう、サンダーVの時に書き忘れましたが、この時代のパチスロのJACゲーム(REG)は割とパンクします。

REGの終了条件が、8回の入賞もしくは12ゲームの消化なので、ハズレを5回引いてしまう事もそこそこありました。

もちろんそれに何か恩恵があるかと言うと、全くありません、損失です!

当時のゆる~~~い営業形態

台としては至って平均点か、平均点+くらいの台だし、そこまで打ち込んでも無い機種なのにここで取り上げたのは、冒頭でも書いた通り、当時のゆるい営業のイベントに初めて参加したから。

玉緒でポン!8台全6イベント!

当時通っていたお店の会員で、ポイントを使って参加できるイベントでした。

告知日から申し込みの早い者勝ちで、先着8名限定のイベント。開店から設定確認ありの設定6確定台を回せるというもの。こんな営業が許されていたのです。

他にもBIG早がけで設定6打ちかえ!とか、万枚到達者先着1名に設定6予約券とか射幸心煽りまくりでした。

ちなみにこの台の設定6の出率は約120%。さすがにウマウマのイベント!体調壊すわけにいかない!寝坊するわけにはいかない!と言う事で、前日から万全の態勢で挑みましたw

僕は当時も今もピンで稼働していますが、8台中半数以上は軍団に占拠されていましたね。もしかしたら僕以外の7台は全て軍団だったかもしれません。最低4人は確認していました。

僕自身はピンでも負けないぞ!という気持ちと、お話した事もある方たちだったので、それほどギクシャクせずに終日打ち切りました。それくらいで回す方が楽しいね。

その中で記憶に残ってるのが、どうしても1台だけ出ない!!

それは軍団のトップが打っていた台なんだけど、とにかくハマる。

途中台を開けて設定キーを回して再確認するも液晶には6の表示。

日中とにかく当たらないものだから、設定6→6の打ち直しやら、設定6→1→6の打ち直しやら散々手を尽くしてダメ!

この辺も今だと考えられませんね。営業時間内に設定打ちかえなんて。

結局その台は終日差枚はマイナス。

それでも軍団だから、残りの人がきっちり勝っているので、収支としてはプラス。

8台中7台がしっかり出たので、高設定のスペックの安定感はハンパ無いですね。

僕自身は今も昔もイベントハンターをしていたわけでは無く、基本的にはジグマスタイル(同じ店に通うタイプ)だったので、こういうイベントにほとんど参加した事はありません。

それでも朝から何も考えずに設定6を打てると言うのは気持ちのいいものでした。

まとめ

台自体にはそこまでの思い入れは無くとも、当時の参加したイベントなどで覚えている事って言うのはあるものですね。

その後は特にイベントに参加すると言う事は無かったですが、面白い経験はできました。

当時はそう言う感じで出玉で煽る事ができたので、ライター来店イベントなんて無かったですし、あったとしても意味をなさないものでした。当時のライターは本当に雑誌の記事を書く人だったし、そうじゃなければプライベートでパチンコやパチスロを打ってる人でしたからね。サイトセブンTVなんかが先駆けでそう言うのをやり出したころかな?見たことないけど。

今回は玉緒でポン!と言う機種を題材に、当時のルールのゆるさを「へぇ~」程度に捉えて頂ければ嬉しいです。

回胴回顧録 NJ-CT

回胴回顧録サムネイル

NJ-CT(以下NJ)・・・この機種名どう読むの?って言うとそのままです。エヌジェーシーティー。この台は色んな意味で不遇であり、なぜか不遇台に恵まれ、それが大好きな葉月さんには好物となり得る機種です。それがどんな機種だったか振り返ってみよう!

B-TYPE CT機

機種名にCTと付いている通り、BタイプのCT機です。CT機って何?って人はデルソル2を紹介した時に説明していますのでそちらを参照下さい。

回胴回顧録 デルソル2

デルソル2との違いはツインBBではなく、アステカに近い形となっています。

ただアステカとの大きな違いは・・・人気・・・でしょうか(^^;

デルソル2と比べてどうだったの?

デルソル2の時にも書いた気がするのですが、三重県はアステカの設置認可が下りておらず、CT機と言えばデルソル2かNJかと言う感じでした。

出玉感的には他県で人気を博したアステカの後継機に近いのはNJかと思うのですが、雰囲気や、ツインBBでの波の荒さが人気を呼んだのかデルソル2に完全に軍配が上がりました。

大量設置された大花火とともに、8台島のデルソル2も朝から満台になる事も多い中、葉月さん大好きタロットマスターやNJはポツーンと僕一人座っている時もありました。

それでも当時は7枚交換で8台島に1台は5~6が入っている状況だったので不人気台でもちゃんと期待できる状況でした。

この辺の立ち回りから葉月さんは過疎った島で立ち回る術を覚えたのかもしれません。今後も割と不人気台(?)を打つ事が多くなります。

ともあれ、NJはデルソル2に完敗だったわけです。

練り込まれた世界観

アステカがアステカ文明、デルソル2がメキシカン・・・ではNJは?と言うと・・・

American NINJA!

NJって何?って恐らくNinJaのNJです。

後継機で同じキャラを使ったNightJusticeと言う機種が出ますが、恐らくこの時点でそんな設定は無かったと思うのでやっぱNinJaのNJだと思います。

海外の人が想像する如何にもな忍者(NJ)が美人くのいち(メリッサ)と、バズーカ男(バズー)、忍犬(マーガリン)を引き連れて敵(ディアボロ)を倒すというストーリー。

壮大じゃないですか。壮大なんだけど難点があったのよ・・・。

演出がわかりにくい!

うっすらとした記憶しか残ってない部分もあるんだけど・・・筺体上部の左右についたランプで色ナビで小役示唆。その時の4thリールのキャラクターで信頼度のような感じでした。

基本的には小役ナビ+犬とか、小役ナビ+くのいちの組み合わせで、ハズレると演出発展し、4thリールがドカーンバキーンチャキンチャキンなりながら回って、ディアボロを倒すとWINに停止する感じだったと思います。

このね、色ナビ+犬がひでーのよ。基本的に小役ナビもガセるし、発展した演出もガセる。そりゃ打ってる人は何を信じて打って良いのか分からなくなりますわ(笑)

手なれたNJ打ちの合言葉は確か「ミドメリアチィ(緑ナビメリッサアチィ!)!」だったと思います。

たしかメリッサはほぼナビをガセらなかった気がします。とにかく犬が残念。

残念なのは犬だけじゃない!

4thリールでアクションを起こして、ディアボロを倒すとボーナスなわけで、誰かが攻撃して退治するわけですが、NJやWキャラ攻撃で攻撃するとアツいのね。

これがバズーカ男が攻撃した時よ。

一応チャンスアップパターンとかもあるんだけど、基本的に4thでバズーカ男表示→バズーカを撃つ→4thがディアボロに近づく→通り過ぎて自分を撃つと言う自爆をする始末。せめてそこは直撃せずハズスくらいだろとw

バズーカで自分を撃つってどういう状況だよとw

だから犬とバズーカ男はガッカリキャラで、ヒーローとヒロインが活躍する機種。間違っては無いがガセ演出多すぎ。

ちなみにミドリメリッサでバズーカ図柄(スイカ)を取りこぼしても演出発展した気がするのでそれも愛らしいくらいにウザイw

ホント文章書いてて当時を思い出してニヤけてくるくらいwwww

めっちゃアンチみたいに書いてるけど、それが打ってると本当に愛らしくなってくるのよ。

音楽はうるさいけど良い!

使用されている曲がことごとくカッコイイ。

ウェイト音、リール始動音、入賞音、BIG中、CT中ともに・・・

うるさい!が・・・良い!

CT中の残り枚数がギリギリになった時の音楽はホントうるさい以外の何物でもない。が、それがNJの楽しさと良さでもあった。本当に独特な音楽はカッコ良く、大好きでした。

それでも客観的に見て一般ウケするのはデルソル2だわな・・・と言うのはわかります。もちろん僕はそんなNJ派です!

技術介入はデルソル2以上!

実は一般的に受けなくて僕が好きな理由は、BIG中の技術介入要素にあった。

4号機なので当然のようにリプレイハズシがあります。NJの場合リプレイ成立時に、ビタ押ししないとハズレない制御と、アシストでハズレる制御が1/2で振り分けられた。

このビタ押しが難点で、デルソル2の方が人気だったのは打つのが簡単だったと言う理由もある。

昔から誰が打っても同じより、打つ人によって差がつく機械が好きだったので、僕はデルソル2よりNJを選んでいたという経緯がありました。

やはりというかなんと言うか、デルソル2に比べ確実に設定状況が甘かったのはNJであったと今でも覚えています。

デルソルの場合はそう簡単に設定5~6は使われませんでしたが、NJは高頻度で使われていました。当時はお店ルールで設定確認できる事もあったので、今の推定5とか推定6とかじゃなくて、しっかり設定鍵を回して5!とか6!とか表示されるのを見る事ができました。

そのような点からも、僕にとってNJは適している機種だったんだなと今でも思います。

CT抽選が終わるまでCT突入がわからない

デルソル2がツインBBで、同色BIGじゃない限りCTがついてこない。その状況で消化する異色BIGより、アステカと同じでボーナスが一つしか無く、BIG中の技術介入要素も大きい。さらにBIG終了後のCT抽選で結果が出るまでCTの突入非突入がわからないNJの方がワクワクしながらBIGを消化できました。

BIG終了後にはリールを使ったCT抽選が開始される。もちろん抽選と言っても結果を見せるだけものではある。

メインリールの凹型と上部4thを時計回りに光が走る。光が1個だと期待度が低く、1個から2個に光りが増えると期待度が高い。さらに7個光りで1個影と言う激アツパターン。光が4thのWINで止まると晴れてCT突入だ。

ハズレた時のNOOOOOOO!!!!だかUWAAAAAAA!!!!だかって声がかなりシュールでした。

CT機の難点

当時とある店舗さんでNJをひたすら打ってたので、僕ともう一人いた近い年代のお客さんがNJのヌシのようになっていました。

なので他のお客さんや、場合によっては店員さんからも以下質問を受けるようになっていました。

1確が止まったのに当たらない!

CTになじみのない人が多かったので、NJやデルソルのCT中の制御が浸透していなかったのです。

デルソル2の時にも解説してるかもしれませんが、当時のCT機はリプレイとボーナスが非成立の時は第1停止のみ特殊な制御となり、第2、第3停止はビタ停止すると言う制御ででした。

その際の左第1停止の制御で、1確である白7バズーカ白7と言う図柄が毎回止まるのです。(デルソル2でもテキーラ77が止まります)

実はCT中の純増現状維持打法のためにこの目が止まるようになっていたのです。白7orバズーカ/バズーカ/バズーカが3枚役なので延々と中と右でバズーカビタすれば3枚を取得し続けられる。

また、その停止形の時点で3枚以上の払い出しの役が無いので、中右を適当に押しても純増枚数でCTをパンクさせる事が無い安心出目なんです。むしろ鎖鎌図柄(ベル)が左枠内にある方が、中右適当に押してベルがビタで揃っちゃった時が怖いのです。

もちろん本物の1確で止まる事もあり、その場合はいきなり音楽が止まるのでウワッ!と変な声が出ます(笑)

寿命は短かった

打っていると音楽もカッコいいし、リールの図柄もカッコいいし、演出は少しウザイけど慣れるとそうでもないし。で楽しんでいたNJですが・・・

やはりデルソル2より稼働が低く、短命に終わる機種となりました。

それでも僕はあのカッコいいウェイト音と、シュールさ、全体の音楽と雰囲気・・・もうそのお店は大きな改装をして全然違う形態の今風のパチンコパチスロ店になっちゃいましたが、今でも懐かしく情景が浮かんできます。

回胴回顧録で取り上げている機種は、僕のただの思い出話であり、機種を紹介したからと言って誰のメリットになるものでもありません。でも、何かその機種名から当時を思い出して懐かしがってもらえればいいなと思っていますので、これからも継続して更新していきます。


回胴回顧録 ディスクアップ

回胴回顧録サムネイル

5号機の終焉に来て、まさか真技術介入マシンとしてここまで人気になるとは思わなかったディスクアップ。もちろん4号機時代に初代ディスクアップがあり、中々に面白いゲームでプレイヤーを楽しませてくれました。回胴回顧録にいよいよディスクアップの登場だよ!

初めて打った時の感想

この機種はハイパーラッシュが大好きな友人のこれまたお気に入り機種。

2人で導入後打ちに行き、並び打ち。

その時の僕の感想はまず・・・

リール太っ!

とにかくリールが太い!

そして・・・

音が良い!

これ絶対スピーカー良くなってるだろ!って言うのが素人でも感じるくらいに音が良い!

コンセプトがクラブでいいのかな?ハイパーラッシュもダンスと音楽がテーマだったけど、ちょっとレトロな感じ漂うディスコやそれ以前のイメージ。

ディスクアップはそれより進化した感じのイメージ。

勝手な感想だけど、通常時はずっと開演前のクラブで、演出もベース重視の抑えられた音楽で開演へのワクワク感を演出。

いざBIGボーナスがはじまると入賞音から一気にヒートアップ!

開発者が意図して作ったのか、僕が勝手に想像しているだけなのかはわからないけど、ストーリーが生まれてくる素材はやはり面白い。

その分通常時がとにかく単調ではある(笑)

メインの成立役も3択15枚なので、揃う時はめちゃくちゃコイン持ちが良いけど、揃わない時は本当に50枚のメダルがすぐに無くなる。

通常時の波が荒い!

大体打ち始めた時の僕のディスクアップへの印象だった。

それ入ってたで

今でも覚えてるディスクアップ初ボーナスの時の入ってました目。

赤7上段からのリプレイ揃い。

その後ドット演出でボーナス告知。

隣の友人から「その前の赤7中段の時には入ってた」

それでも入ってました目を拝めるのは素人だからこそ楽しめる内容。

こんな感じで僕とディスクアップが出会ったわけです。

ARという機能を搭載!

5号機ではARTと呼ばれるものです。当時はARと呼んでおり、意味は今と同じくアシストリプレイタイムの略です。

それまでニュートラッド(回顧録に書いてないなぁ)と言う機種で、BIGボーナス終了後リプレイ確率が上がり出玉の減少を抑えてくれていたものや、ゲゲゲの鬼太郎SP(黒)で出玉維持装置として3択の色ナビをするATがありましたが、それの強化版です。

3択役は15枚役だし、リプレイ確率は上がるしで、出玉の減少軽減や現状維持ではなく、純増1.5枚、出玉の加速装置になっていました。

通常時の波の荒さを、出玉へ直結する機能。

BIG終了後は設定不問の50%で突入するAR。

初代ディスクアップはリール左にドットがついていて、そこで演出がなされていた。

ドットには7(現行機だとDANCE TIME)とチェリーが流れ、現行機同様にアツイパターンなどで抽選結果を演出。最終的に7が停止すれば晴れてARに突入!

ARは50G、100G、200G、2000G!200G超えたら2000G確定と言う凄い仕様。

ちなみに登場するキャラクターは一緒なんだけど、現行機と同じ名前なのはシンディーさんとエイリやんだけ。当時アフロレディはディッキーさん、リーゼントマンはダンパくんだった。

現行機版でシンディーさんはメチャクチャかわいくなった!(笑)

ARのパンク条件は、BIG成立時と、既定ゲーム数消化時。

AR中にBIGを引くと、必ずハイパーBIGになり、その際も50%の抽選に当選するとARゲーム数が再セットされる。50%にハズレると即終了。

だから仮にAR2000Gに当選していたとしても、BIGを引いてしまうとわからなくなってしまう。

尚AR2000Gの確率は当選時の1%だった気がするので、実際はBIG成立の0.5%だったと思う。

REGではパンクせず、ゲーム数が再セットされることなく継続される。

このARループに突入させる事で一撃の出玉を得る仕組みとなっていた。

この辺の仕組みって現行機でも良く再現されていると僕は思います。

ボーナス確率が・・・?

設定6のBIG確率が1/238・・・これは理解できる。

でもARなんてついてる機械だし、設定1だと当たらないんでしょ?って思うと、なんと約1/350!大花火の設定1が1/431なんだから当たるじゃん!と言うか、ARループもあるし、負けなくね?って思ってたらなんと!

REG確率全設定共通約1/2600!!!

もはやAR抽選に一切絡まないREGがプレミアムフラグ状態(笑)

それでもこのディスクアップは設定1で完全攻略機械割約100%と当時から甘かったのは間違いないのだ。

ボーナス告知がカッコいい!

ボーナスの内容に触れる前に、演出からボーナス告知についてなんだけど、これがカッコいい!

演出が3消灯からドットで展開するルーレット演出しか無いんだけど、基本は小役やハズレ演出。♪♪ならチェリーで、7BARならスイカと言った感じで、現行機に踏襲されている演出。

77もしくはBARBARが揃えばボーナス確定!

この機種の特性上、REG確率が極端に低い為、ドット演出ではBIG確定の77が止まる事がほとんどなく、告知される時はBARBARが停止する。

もちろん告知時はゲゲゲゲッ!のサウンドとともに、リール下部のブルーライトがビカァァァァッッッ!!!!っと光る。これがカッコいい!

どうして現行機ではこれを受け継いでくれなかったのか。5.9号機のルールでは難しかったのか。可能であればぜひこのブルーライトを搭載してほしかった。

色んな機種でボーナスが確定するとレインボーに光るのがお約束みたいになっているが、そんな演出よりこの眩しいくらいに光る青いランプが僕は好きだ。

現行機ではゲゲゲゲッ!の瞬間に枠が青くなる事で再現はされている。

お待たせ!BIGだよ!

ディスクアップと言えばBIG中の技術介入とリプレイハズシ。

現行機と同じく、通常時に引いたBIGはNORMAL BIGで、AR中に引いたBIGはHYPER BIGとなり、15枚役の完全ナビとなる。

4号機のリプレイハズシの意味に関しては何度か回顧録の中でも解説してきたのでもういいね。

ディスクアップのリプレイハズシには制御が2種類あって、逆押しすると中段にテンパイするパターンと、下段にテンパイするパターン。

中段にテンパイしてくれると、左リール枠内にBAR図柄~チェリー枠下くらいに狙えば良いので7コマくらい余裕があったと思うのだが、下段にテンパイされると、BAR中段ビタで押さないとダメって言う仕様。

この時の逆押しでリプレイが中段にテンパイして、左にBARを狙う打ち方が、現行機の枚数調整で再現されているわけだね!

さぁ、通常時に成立したNORMAL BIGがディスクアップの真骨頂!

もうおなじみだと思う、リプ☆☆のビタ押しだ!

現行機ではDJゾーンの上乗せを行ってくれるビタ押し成功だが、4号機の時は3択を2択にしてくれていた。

ビタが成功するとリプ☆☆が停止し、全体的に消灯。ドットには赤か青を狙え!のように表示されるので、赤7か青7を左に狙い、当たっていれば15枚獲得となる。

現行機と大きく違うのは、中リールに青7とBARが2種類あったのだ。

だから、青7枠下と言っても、2種類ある青7を見切ってビタ押ししなくてはいけない。

この辺りは現行機の方が中リールに青7もBAR図柄も1種類しか無いのでやさしくはなってると思います。

もちろんこの後、AR抽選を経て、ARに突入したらBIG成立目指し、AR中にBIGが成立したら晴れてHYPER BIGとなり、15枚役の3択が完全ナビとなります。

NORMAL BIGは400枚以上、HYPER BIGだと500枚以上獲得できる仕様となっていました。

この技術介入とループで大量出玉を目指すのがポイントとなっていました。

キャラリンフラッシュの多分元祖

4号機の北斗の拳から一気にメジャーになったと思われるキャラリンフラッシュですが、僕が最初にキャラリンフラッシュ搭載の台を打ったのはディスクアップだったと思います。

AR中にレバーオンでリールバックランプが右から左へ流れる演出。レア小役対応で、スイカとチェリーを否定したらボーナスでした。この時のフラッシュはコントラストがはっきりしておらず、なんか流れたくらいで気がつかない人もいたのではないかと。

その後、北斗の拳のアツイ演出としてキャラリンフラッシュが出ましたが、ディスクアップよりも明暗がはっきりした演出になっていました。

現行機ではART中にリール上部のパネルが上から下に流れる演出がキャラリンフラッシュとなっています。4号機同様にチェリーとスイカを否定すればボーナスです。

現行機で無くなっちゃった演出

恐らくルールの問題で作れなかった演出何だろうと思う。

通常時にいきなり「チェケラッ♪」の声とともに赤7狙えナビが出たりして、左に赤7を狙って15枚役が揃わなければボーナスと言うナビ矛盾があったのだが、残念ながら現行機では無くなってしまった。

恐らく有利区間以外でアシストナビだしちゃいけないからダメだったんだと思う。

サミー系のアシスト台は、通常時のナビ矛盾がアツイ台も多かっただけに残念です。今後有利区間のルール改正等が行われればこの辺もまた認められるようになるかもしれませんね。

まとめ

こうやって考えてみると、現行機のディスクアップって良く出来ていますね。この規制の中、あれだけの台を作った開発陣には脱帽です。

長々と書いてきて、通常時に触れてないけど、もちろん多様なリーチ目で楽しませてくれました。

5.9号機のディスクアップは、リール配列など変わっているとはいえ、本当に良く出来ているので、目押しが苦手だからと回避してる人にも打って見てほしいです。

4号機の時代と5号機の時代を詰め込んだマシンになっていますので、回避してる人の中にはきっとその魅力に取りつかれる人もいると思います。

そんな5号機終焉の傑作台の元となっている4号機ディスクアップ、とても素晴らしいマシンでした。


昔あったちょっと良い話~正直なお店編~

ちょっとした昔話ですよ。機種別の回顧録じゃないので別件で書いておこうかなと。あるパチンコ店で起こったへぇ~と言う話。そんな正直な営業してくれるお店もあるんだな~と感じた出来ごとです。

持ち玉移動NGのお店にて

昔の事なので遠回しな言い方せずに書いていきますね。

そのお店は 池袋から電車で数駅、都内のあるお店。このお店は今後何回かこのブログ内でも登場するかもしれないお店です。

今でも存在するお店ですが、営業形態はわかりません。

当時は等価交換でありながら、持ち玉での台移動や共有NGのお店でした。

恐らくその理由は、台ごとに差玉管理しているので、ジェットカウンターに流した時の枚数と一致するかを確認していたからだと思います。

時代は北斗吉宗とその他ST機時代。

今でこそAタイプを主体として打っていますが、北斗の拳や吉宗と言った荒波機種もかなり打っていました。

でもその時は会社帰りの勝負が基本で、キングパルサーや巨人の星と言った機種でハイエナ稼働でした。

打てる台がある時は天井狙いで、連ゾーン抜けヤメを繰り返しドンドン台移動していくので、持ち玉移動できないとレシートの枚数が5枚や10枚くらいになる事も良くありました。

束になったレシートを交換

その日のレシートを閉店時にカウンタに持っていき、特殊景品に交換する。

等価交換なので貯玉するという概念がありません。

交換した特殊景品を近くの買い取りショップ?へ持っていき、その後帰宅。

僕自身この時点で何の疑問も持っていませんでした。

翌日稼働終了後・・・

その日も何を打ったのか忘れましたが、レシートを持ってカウンターに並ぶ。

並んでいると店員から声をかけられる。

当時の僕はあまり店員と仲良くなるタイプでは無かったので、店員から声をかけられる事も普段は無かった・・・それだけになんだか気分のいいものではない。

正直そのお店でも勝たせて貰ってたし、プロ入店お断り!みたいなこと言われるのも嫌だったから。

ただ、そのお店では明らかにプロらしき人が数人いたので、その線は無いだろうとは思ったが。

店員「あの、昨日の事なんですが」

僕「あ、はい?」

店員「レシートの交換に誤差がありまして」

僕「?(悪い事はしてないよ)」

店員「スタッフがレシートを読み落としたようで、本日その交換をさせていただきます。」

僕「えっ?そうだったんですか?」

店員「○枚のレシートです」

確かに前日に交換した覚えのある数字のレシートだ。

僕「あ・・・なんかわざわざすみません(一応は相手のミスなんだけど)」

店員「申し訳ありませんが、少々時間がかかりますので、全てのお客様の対応後でもいいですか?」

僕「わかりました」

カウンターから離れて、列の邪魔にならない北斗の拳の島に座って対応を待つ。

店員「すみません、これでも飲んでいて下さい」

景品の余り玉で貰う缶コーヒーを貰う。

僕「あ・・・なんかすみません」

当時はオープンちょっと前にお客さんを入店させたり、クローズ時間後にお客さんが残っていても、とがめられる時代では無かったのだ。

少々時間はかかったものの、当日のレシートと、前日の漏れたレシートを無事交換して頂き、他のお客の以内ちょっと気まずいお店から帰った。

恐らくその日のクローズ処理をした際に、ジェットカウンターに流して、発行したレシートに記載された枚数と、カウンターで読み取った枚数に誤差が発生し、カウンターで回収したレシートから該当する枚数のレシートを探しあてたのだろう。

同じ枚数のレシートがあったとしても、読み取り済みかどうかのフラグくらいはあるはずなので、そのフラグの立っていないレシートを見つけ、手書きで記載された台番と発行した時刻から、誰が交換したのかを防犯ビデオなんかから見つけ出したのだろう。

さらに束になって出したレシートの中にあったものだから、僕の存在は割と早く察知できたのではないだろうか。

言われなければ気付かなかった

正直僕自身、全然気づいてなかった。

店員がレシートを探した時に、見つかっても無かった事にされればスルーしていました。

でもそのお店は正直に対応してくれて僕は凄くうれしかったです。

このお店は今後回胴回顧録の中でも度々出てくると思いますので、へぇ~そんなお店があったのか~と思って頂ければいいかなと思います。

あったのか~と言っても、今も存続しているお店ですが、現状はどのような営業形態や方針なのかはもう10年ほど行った事が無いのでわかりません。

少なくとも当時は僕にとって最優良店でした。

多分今の時代だと『もうこういう事もないのかもしれないな~ 』とつくづく思います。

回胴回顧録 ルパン三世

回胴回顧録サムネイル

現在のルパンシリーズに至るまでの原点。これまでヤマサ、サミー、アルゼと打ってきて、初めて平和の台を打つ。この機種も大花火に似た技術介入性はあるもののその仕様は面白く、刺激的であった。

演出は予告音と役物

不二子 type a+のクラシックモードを打った事があれば、まんまそれw

クラシックモードでは液晶で再現されていたが、当時の初代ルパン三世はあの役物がリールの上部に搭載されていた。

予告音も同様に、銭形(サイレン)、次元(銃声)、五ェ門(斬鉄剣)、SP(チャラッチャラッチャラッチャラー♪)の4種類が存在。

対応役は薄々想像できると思うけど、想像の通りです(笑)

各対応役がハズレると役物演出に発展。ルパンの回りのハートが最後の4個まで行けばボーナス確定。同時にリールがビャシャー!っと青く光るブルーフラッシュが超カッコ良かった。

斬鉄剣のみハズレが無いので、ベルを狙ってはずれればその時点でボーナスが確定する。

BIGはバリバリの技術介入機!

この機種においては何もかも知らないと損!さらに技術も必要!と言うバリバリの知識&技術介入機。その当時まだそこまでの知識は無かったが、それなりに頑張っていた記憶がある。

それまでに打ってきた機種は、ボーナスが成立すると1枚掛けでボーナスを揃えていた。今のジャグラーなんかもそうですよね?

でもこのルパン三世・・・BIGの揃え方でBIG中の難易度が激変する仕様。

これも想像できるかもしれないけど、7をダブルラインで揃えるか、シングルラインで揃えるかでBIG中のリプレイハズシがビタになるか、4コマはずしになるかの違いがあった。

その為には3枚掛けで7を揃える必要があった。3枚掛けで揃えたからと言って、確実にダブルラインになるわけではなく、2/3でダブル揃い、1/3でシングル揃いになる仕様だった。

ボーナスが成立した時点で揃うパターンが決まっているわけではなく、レバーを叩いた時に毎ゲーム制御抽選をしているので、揃える時は気合いでダブルライン制御をGETしに行っていた。当然気合を入れた所で毎ゲーム2/3でしかダブルラインは揃わないけどね。

この辺の同じフラグなのに複数の制御を持っているを言うのが5号機では考えられない仕様ですね。

で、この台の知識が無いとヤバいのが、BIG図柄に黄色いルパン図柄があったのだが、それで揃えると問答無用でシングルラインBIGとなると言う仕様。

何も知らなかったら1枚掛けで7を揃えにいっちゃうし、ルパン図柄でも揃えたくなっちゃうよね(笑)これやったら100%シングルラインになっちゃうから!

Aタイプルパンシリーズの王道

初代ルパン三世からはじまり、不二子 type a+に至るまで、ルパンシリーズAタイプ機の制御や王道パターンは既に初代で確立されていた。

本当に当時その全てを楽しめなかったのは今考えても残念。

もっと知識があれば色んな出目で楽しめたのは間違いない。

王道パターンだと、どのシリーズでもバー狙いからの中中段ベルや、左滑りからの小役ハズレ(BIG確定)、プラムの上中中など、そんなの常識じゃないか!と言われるような出目すらも良くわかっていなかった。

それでも予告音と役物演出の絡みで楽しむ事ができ、一応は知識が無くても遊べる仕様ではあった。前述している通り、BIG関連は決して簡単ではないですけど・・・

ボーナス成立後の制御遊びは平和特有の遊び

他のメーカーでもあるとは思うけど、とにかくボーナス成立後にリール制御を毎回抽選する事で楽しませる遊びは平和特有と言えるかもしれない。

今後の平和/オリンピアに機種でこの制御遊びが利用された機種が出てくる事になる。

当然後継機である不二子2もその機種の1つであった。

それと同時に、平和の台はBIGの成立ゲームではBIG図柄を狙っても基本的に揃わないと言うBIG成立ゲーム専用のリール制御テーブルも持っていた。

この辺もボーナスが成立したら揃えなくてはいけないと言う5号機のルールから言えば不思議な制御であるが、1枚役を使用することでこのような制御も実現可能となっている。

とにかく平和/オリンピアと言うメーカーは癖のあるリール制御と演出でマニア受けする台を出していた。

以前にも帰ってこいよ、平和/オリンピアと言う記事でも書きましたが、あの当時の開発力のある平和に帰ってきてほしいと思っています。


回胴回顧録 デルソル2

回胴回顧録サムネイル

今回の回胴回顧録で取り扱う機種は『デルソル2』。デルソル2と言っても続編と言うわけではなく、型式名がデルソル2。当時アルゼ系で、エレコの開発したパチスロ機。エレコ・・・今で言えばミリオンゴッド神々の凱旋の開発メーカーですね。変則的なスペックなのでそちらの解説もしていこう。

デルソル2はアステカの後継機

デルソル2以前にアステカと言う人気を博した機種があった・・・のだがなぜこの回顧録で取り扱っていないのかと言うと、実は三重県にはアステカの設置が無かったのだ。

何故かと言うと、三重県にパチスロ営業の認可の下りた2000年に、様々な機種の設置認可も公安が下ろすのだが、その許可の中に入っていなかった。だから三重県には設置が無かった。

アステカはアステカ文明をモチーフにした機種で、石盤とか地上絵みたいな感じの世界観だった。それに対し、デルソル2はメキシコとかラテン系をイメージした作品。

BIGボーナスが2種類になった事で、アステカに比べさらに荒波仕様となった。

で・・・実はこの機種自体には言うほどの思い入れは無かったりする。

B-TYPE ツインBB CT機

なんじゃそりゃ?と言う感じのスペック。CT機?5号機なら第二種特別役物?いやいやそもそも5号機の第二種特別役物すら何ぞや?って話になりそうなのでそれはまた今度。

と言うか・・・仕様の説明する?めっちゃ面倒なんだけどwwww

ここの段落長いから、4号機の仕様に興味無い人はその下の段落へ・・・w

まずB-TYPEと言う仕様は回顧録 4号機のタイプで解説してますが、BIGボーナス中のJACインが1回or2回のタイプを示します。もちろんBIGボーナスしか搭載していません。

はい、これでB-TYPEの部分は解説できたかな?

で・・・ツインBBに関してですが、これがアステカとの大きな相違点。

BIGボーナス図柄には白7と青7があり、揃い方でチャレンジBIGとノーマルBIGに分かれた。チャレンジBIGが同色揃いで偉いやつ。異色揃いだとノーマルBIGとなる。

チャレンジBIGだと約400枚、ノーマルBIGだと300枚弱くらい獲得できる。

チャレンジBIGだと15枚役の成立確率が高くて、ノーマルBIGだと9枚役の成立確率が高い為この枚数の差が出る。

はいこれでツインBBの解説ができました。

最後にCT機って言う部分・・・これが凄いのよ。

CT・・・チャレンジタイムの突入条件はBIG成立時の50%なんだけど、この50%ってチャレンジBIGとノーマルBIGの振り分けで、同色チャレンジBIGを引ければほぼ間違いなく入る。

BIGが終了するとリール下のテキーラおじさんが酔っ払って赤く光り、デケデケデケデケデケデケデケデケ♪と軽快な音楽が流れ始める。

CTの概要だけ簡単に説明すると、デルソル2(というかアルゼ系)のCTは150Gの消化or純増201枚以上orBIG成立になるまで消化できる区間の事。

その150G間は無制御リールとなります。

さぁ5号機にはなじみの無い機能が出てきたぞw

150G消化したら終了と、BIGボーナス成立で終了はわかるとして・・・純増201枚と無制御リールって?

はい、この機種のCTと言う状態の間は、第2第3停止が無制御リールとなります。簡単に言うと、リプレイ成立時以外は100%ビタ停止します。第1リールも特殊な制御にはなります。

左リールを第1停止で止めることで毎ゲーム15枚役が揃います。

でも15枚役を揃え続けると純増201枚を超えて150G消化する前に終了してしまいます。

それじゃ困るので、純増がオーバーしそうになるとランプと音楽と演出リールでお知らせしてくれるので、15枚役を取らないように消化して、純増を減らします。

取りこぼす事で純増状態を維持して、また15枚とってを繰り返すのです。

僕がやってたやり方だと、2枚役を1度獲得し、15枚役を16回獲得すると、純増191枚になります。これで15枚役を獲得してしまうとパンクしてしまうので、1回小役を取りこぼすと純増188枚になります。この状態15枚役を獲得するとピッタリ純増200枚になります。

そこからは3枚役があるので、毎ゲーム3枚役をビタ押しで揃え続けると純増200枚を維持し続ける事ができます。

あとは150G目に15枚役を獲得すればMAXで完走する事ができます。

今考えたらCTってめっちゃ面倒だなw

CTの間にBIGが成立するとCTは終わっちゃうんだけど、もしそれが同色BIGだった場合はまたCTに入ります。

と言う事はですよ・・・BIG400枚とCT200枚がループするんですよ!ヤバくないですか?

CTを知らない葉月さん

当然ながら葉月さんもそんな仕様を知りませんでした。

出目もリーチ目はしっかりあるのですが、大花火やサンダーVのようにハッキリとした出目も出にくかったりしました。

演出任せに打って、演出リールに7って出たり、告知ランプが光ったりして察知・・・ド素人丸出しです。

そんな葉月さんがCTに入ったりしたらどうなるか・・・

純増オーバーで即パンクwwww

勝てるわけが無いorz

時代は2000年。今みたいにちょっとスマホで調べて・・・って言う時代じゃないんですよ。小冊子もあったけど、そんなに親切に書いてあるわけがないw

食事休憩をとってコンビニに走り、大急ぎで雑誌を漁りデルソル2の事を調べる。

なるほど!!!わからん!!!!!(笑)

それでもなんとなく獲得枚数を増やし過ぎちゃいけないと言う事だけわかったので、その後は素人感を払拭できないままながら、なんとかラテンの陽気なリズムで打つ事ができた。

帰宅してから雑誌とインターネットできちんと打ち方を調べて、ようやくナルホドッ!と納得。

ホント今のスマホで調べればすぐ仕様が出てくるのって凄い時代だわ。

当時はそんなの携帯で調べてたら、パケット代どれだけかかった事かw

そんな苦労したデルソル2なんですが・・・恐らくですよ・・・

高設定に座った事が無い!

葉月さんのパチスロ人生の中で折角勉強したのに、報われなかった台No1!

それがデルソル2!

でもこの勉強はその後、ケルベロスと、ペルセポネと、ハーデスに似た何かを従えた忍者のくっそやかましい機種で役に立つ事になるので完全な無駄になる事は無かった。

そんな冥界の主みたいな忍者の機種はまた今度。

な?葉月さんにとってなんも思い入れもない台やろ?(笑)実際デルソル2の話ほとんどして無いからなw

それでもこの思い入れの無い機種でCTの説明だけしておきたかったんや。

やべぇぞ・・・このブログ史上もっともまとまらん記事になったわ。

と言うわけで、なんかフワフワした状態だがこれにて失礼!

回胴回顧録 タロットマスター

回胴回顧録サムネイル

丁度一年くらい前、タロットエンペラーと言う機種が出ましたが、タロットマスターはそれの元ネタになる機種です。サンダーVと同じく、アルゼ系のメーシーからの販売です。葉月さんのパチスロの歴史の中でも思い入れのある機種の一つですが、色々あって報われなかった機種でもあります。

機種概要

なんと言う素晴らしい色使い!この透き通るような碧がステキ!

何故今回筺体写真があるのか?と言うと・・・実は所有してる実機だから(笑)

今度これで4号機のボーナス実践やってみても面白いかもしれませんね。

機種スペックとしては、筺体の右下にもA-600と書かれていますが、BIGボーナスは最高684枚獲得できる大量獲得機!

大花火が最高711枚獲得できる機種なのでなんとも中途半端・・・ではありますが色々面白い部分と難点が詰まった台です。

とりあえず綺麗だから7図柄も載せておくよ!

うん。もう満足した!

滑れば鬼アツ!ただひたすらに滑りを待つ

通常時はただひたすらに滑りを待つゲームです。

ひたすら毎日打ってたのに、ひたすら滑りだけを待って打ってました。

左リール中段にバーチェリー赤7を目押しして、4コマ滑って上段に青7がチョコンと一個出現した時が鬼アツ。

この時の成立役が、BIGor本(スイカ)or特殊15枚(青7リプリプ)が確定でする。

詳しい確率こそ忘れたが、設定6なら特殊15枚とBIGの確率は1:1くらいだった気がする。本もそこまで成立確率が高く無く、15枚or600枚と言うアツさ。

右下段に青7を目押しして、ピンヒョロロロロロリン♪とテンパイ音が鳴ったらBIG確定!

テンパイした時にめっちゃ派手にテンパイ音が鳴るがプレミアでも何でもない(笑)

テンパイさえさせれば毎回鳴るテンパイ音なのだ。

タロットマスターのこれが全て!これが100%!これさえ知っていればタロットマスターは打てた!無駄に<B☆R>図柄も中二病全開の闇が垣間見えてでカッコいい!

で・・・滑りが鬼アツ!と書いたのですが、反対に言うと滑らない時が寒いんです。

BIG成立時は左リール目いっぱい滑るんです。

だからバーが下段に停止した時点でBIGを完全否定すると言う潔さ!

こういうわかりやすい機種があっても良いよね!

タロマスの好きな所

とにかく滑ればアツイ!成立ボーナスはBIGとわかりやすい!

動画を見ただけで打った事は無いのですが、なんとなくタロットエンペラーで許せないのがこれなんですよね。滑ってREG(青青黒)があると言う。

なんでタロマスの後継機で滑ってREGあるんだよ!って言う。

あとは大花火に比べてリプレイハズシにドキドキしなくていい!なんと赤7付近狙うと6コマの余裕がある!100%ハズせる!それゆえ、獲得枚数が安定する。精神的に楽です!

じゃぁ何が報われなかったのか?

タロマスの報われなかった所

なんと言っても大花火の存在でしょう。

やはり全体的なゲーム性は大花火の方がはるかに上。

その上、大花火の方が獲得枚数も多いし仕方ないですよね。

でも何より頂けなかったのは・・・

上部に付いた4thリールの存在。

レバーオンで動くと小役以上確定なのだが、ほぼ間違いなく小役!

特殊15枚予告のエンペラー出現時だけは10%くらいでハズレた気はするけど、それ以外の演出が発生して小役がハズレた回数って覚えている限りたったの2回!

4thが動いたらアウト!と言う期待感の無さがウケ無かったんだろうな。

さらに4thリールがらみで絶対ウケが悪かったのは・・・

3消灯から発生するフォーチュンリール演出。

タロットエンペラーにも最後にWORLD(だったかな)が止まったらボーナス!って言う演出があると思うんですけど、あれです。

パパパパパ(フラッシュ)フール!パパパパパハ~ミ~ット!パパパッパパパッパパパッエンペラー!パパパパパパパ・・・デース!

この間演出カットできない。しかも割と頻発すると言う。

さすがにこればっかりは僕もうんざりしてました。

パチスロ人生初万枚機種!

そんな大花火の陰でひっそりと息をしてたタロットマスターさんですが・・・

なんと言っても僕がパチスロで初めて万枚を突破した機種なんです。

ハイパーラッシュでデビューしてから、わずか3カ月目の出来ごとでした。

今でも覚えてるその状況。

いつも通うお店で、いつものように座るタロットマスター。

滅多に座らない角台に座り、わずか2kでBIGを引き当てた所からラッシュがスタートする。

それまでも何度か高設定には座った事があるが、この日の出方は全然違った。

とにかくハマらない。気がつけば息をするかのごとく青7が滑ってくる。

当時そのお店はドル箱が貯まると、よく学校の掃除道具入れに入ってた金バケツにメダルを入れるお店でした。

いくつバケツを積んだだろう?

気付くと閉店時には14000枚のメダルを獲得する事に。

メダルを入れた金バケツは、取っ手を持つと重さに耐えられず楕円形に。その時メダルを流してくれた店員さんが女性だったのですが、楕円に変形したらバケツを円形に戻している姿はたくましかったです。

7枚交換のお店(当時三重県は7枚が主流だった)とはいえ、パチスロを打ち始めて3ヶ月、大学生だった僕には1日ですっごいボーナスが手に入ったのでした。

タロットマスターの小ネタ

タロットマスターは青7と赤7で揃えた時のファンファーレと大当たり消化中のBGMが違う。僕は完全に青7でしか揃えない人間でした。

もちろん滑ってきた青7をそのまま揃えてるから青7なんじゃないの?って思われるのですが違います!

赤7のBGMが超やかましいの!壮大なオーケストラ?しかもBIGを消化していくとボリュームが微妙に上がって行くと言う謎の機能付き(笑)

赤7派の人には申し訳ないけど、ほんと赤7でBIGを揃えると言う選択肢は僕には無かったです。

あとは些細な事ですが、重要な要素として、サンダーVのJACゲーム中の音楽のアレンジ版が聞ける!

BIGの揃えた図柄を問わず、3回目のJACインするまでに485枚以上獲得してジャックインさせると、BGMが変化する。JAC終了時に600枚以上の条件を満たしていればいい。

このアレンジ版はタロットマスターじゃないと聞けない音楽なのです。

まとめ

大半のお客さんは大花火を打ちに走る為、タロマスを打つ僕は過疎化した島で孤独に打ってました。ですが、大花火は当時32台設置されており、タロマスが8台の設置。その中にしっかり高設定が使われていたので、大花火から見つけ出すより簡単だったんです。

それも大花火なら設定5あるかどうか・・・ほとんど設定1と言う中で、タロマスには6が使われる事も多々あったのです。

その当時は高設定札で高設定告知もしてましたし、札台に関しては営業時間中に設定確認もOKだったので、実際に設定5!とか設定6!という数字も確認しました。

サンダーVで出会ったメーシーと言うメーカー。ひとまずタロットマスターでお世話になり、その後また色々御縁のあるメーカーとなっていきます。

実際もう少し書きたい事もあるけど、長くなってきたのでこの辺で!

次回は何の機種にしようかな?

回胴回顧録 サンダーV

回胴回顧録サムネイル

5号機でも何度かリメイクされているサンダーV。面白かったけど、HANABIやバーサスに押されて、イマイチ日の目を見る事の無かった?サンダーVリボルト。そんなちょっと報われない5号機版。しかし、4号機のサンダーVは色んな意味で衝撃的だった。まさに電撃の走る衝撃を受けた。

筺体がとにかくカッコイイ!

メタリックなボディで、下パネルに大きく書かれたTHUNDERの文字。その上に小さく書かれたTHUNDER EXPROSION TYPEAの文字。それだけでカッコイイ!

メーカーはメーシーで僕が打っていた時期(2000年)だとアルゼ系の子会社。

それまでに僕が打ったパチスロに比べ、液晶や4つ目のリールもなく、色使いもシックでレトロ。THE PACHISLOTと言うにふさわしい筺体。この筺体デザインからサンダーの世界に引き込まれていった。

後々このメーシーと言うメーカーの台にはとてもお世話になる事になる。

3連図柄の元祖

HANABIやバーサスでもおなじみ3連図柄。その元祖がサンダーVの左リールに描かれた三連V図柄。

既に大花火を打った後だったので、それほどのインパクトは無かったが、それまでのパチスロでは無かった配列なので、他社やプレイヤーに与えたインパクトは凄かったであろう事が容易に想像できる。

もちろん止まれば1確。

何がリーチ目なのかはよく分からなくても、なんとなく『あれ?これ入ってるぞ!』って思った時に1枚掛けで3連Vを止めるのは最高に気持ち良かった。

左リールいっぱいに広がるV図柄。いかにもVictory!って感じで嬉しくなっちゃう。

中リールでVを蹴られてREG確したりするんですけどね(笑)

まぁそれもご愛敬!

大花火のコミカルな3連図柄とはまた違う、いかにもパチスロらしい図柄の3連と言うだけで、重厚感があったのです。

反対にBAR図柄は今と似たようなものながら、大きさが随分控え目な為、REG成立時に目押し出来ない人も結構いました。

予告音は耳で聞くんじゃない!手で感じるんだ!

意味わかる?

通常音と予告音の違いは、サンダーVリボルト打ったことのある人ならわかると思うの。

レバーを叩いた時に、トゥイッ♪ってのが通常音で、ドゥルリドゥルリドゥルリ♪ってのが予告音。

これがね・・・音が小さすぎてお店の中で聞こえないの(笑)

普通に打ってると通常音なのか、予告音なのかも良くわからないと言う。

それを判別する為にね、音の振動を手で感じてたんですよ。

下皿の所にスピーカーが2つついてて、そこに手を当てる。レバーを叩いて振動が短かったら通常音、振動が長かったら予告音って。ウソみたいに思うでしょ?マジでやってたからね(笑)

さすがにこれは小さすぎだけど、やっぱその辺にワビサビってあると思うのよ。今の爆音マシンとかさ、そんな音量で煽るんじゃなくて、演出や制御で煽ってみろよって。

サミー系の台で音量上げるヤツはギルテ・・・・いや何でもない。

最初はリーチ目なんかわからなくて、予告音が2連続で鳴るだけでドキドキしてました。

消灯とフラッシュ

今は予告音と消灯とフラッシュの関係は理解してるし、それでアツくなれるけど、当時は何の事かよくわからなかった。

お店にはパネルで、♪+■■■=スイカ?みたいに書いてありましたが、最初は理解できませんでした。

覚えて行くと、W字でフラッシュしたら、スイカ取りこぼしたかなぁ?とか考えながら打ってました。もちろん取りこぼしまくりながら・・・後々打ち方とともに理解していく事になる。

消灯したり、フラッシュしたり、正にサンダー(雷)をしっかり連想させてくれる演出は凄かったです。コンセプトがしっかりしてるって重要な事ですね。

打ち方がわからない!

見た目も、演出も、大当りの音楽も全てがカッコいい!なのにだ・・・打ち方がわからない!

それまでに打った機種は、この時にスイカを狙えば良いよ!ってのを演出で教えてくれていた。サンダーにはそれが無い。予告音があろうが無かろうがスイカは成立するし、ほぼ左リールにはスイカが出現して、頑張って目押しはするけど揃う事はあまり無い。

この時点で僕はサンダーのスイカを直視できていました。

滑らせれば良いんじゃないか?とか色々試行錯誤するも、どうも左リールの制御がおかしいぞ?と言う事に気付き始める。

チェリーの付いたV図柄(単V)を上段に押して、スイカの取りこぼしフラッシュが出る。

4号機のサンダーVは、単V上のチェリーをまたいだ先にもスイカがあったのだ。

だからスイカ成立時は、確実に4コマ引き込むならV上段に押してもスイカを引き込むはず・・・枠上に押したらその下のスイカが止まるはず・・・この時点でこぼすっておかしい。

ここで初めて『パチスロって確実に4コマ引き込むわけじゃない!』ってのを勉強しました。この気付きが、今の僕の『制御を探す』って言う探究心に結び付いたのです。

その結果、サンダーVで出会ってしまうのです、あの出目に!

予告音+滑り単V上段停止+消灯

5号機でもしっかり継承されているアツイパターン。

打ち始めて何日目かわからないけど、どうやら単Vを枠上くらいに押すとスイカがわかりやすいぞ!って言う事に気付く。さらには予告音発生時はV上段から消灯すると当たる事が多い!って事を漠然とながら感じ取る。

予告音を手で感じるだけでなく、サンダーVを心で感じ取れた瞬間、楽しさがそれまでの比じゃなくなった。

このパターンはハズレでも出るんだけど、ベルが揃わないだけで鬼アツイやん!

なんやこれ・・・単V狙いがやめられん!

人によって赤7狙いと単V狙いでわかれるのですが、断然単V派に属する事になりました。

対角VテンパイがリプレイorBIGである事を知り、よっしゃ!予告音付きで対角V!予告音発生の時点でリプレイは無いからBIG確定や!と、パチスロマンガの登場人物張りにテンションあがってました。

お気に入りのリーチ目なんかもそれまで無かったのに、単V上段から、中リールに下にチェリーの付いた赤7を上段に止めて2確!さらには右リール下段にVを止めてBIG確定!と言うステップアップ式の出目がお気に入りに。

本当にベタだけど今でもこれが大好きです。

BIGの消化を覚える

最初はBIGボーナスの消化も全く理解できなかった。

それでも予告音単V上段消灯を知る頃には、リプレイハズシも覚えたし、大当り中のハズレ確率とベル確率に設定差があると言う事も知り、一生懸命BIGボーナスを消化していました。

リプレイハズシは逆押しして、リプレイがテンパイしたらテンパイラインに特定のベルをビタ!リプレイ成立時は3停止するとVフラッシュしていたので、ハズシが決まった時のVフラッシュは嬉しかったです。反対にフラッシュしなかった時はただのハズレででした。

最高のBGM

やはり何よりテンションが上がったのは、BIGボーナス中のBGMでした。赤7をVで揃えた図柄によって変わるBGM。もちろんメダルの獲得のためと言うのが大きな理由であるが、早く次のBGMを聞きたい!という気持ちで打っていました。

まとめ

サンダーVと言う機種に出会っていなければ、僕は間違いなく今の制御マニア的な方向には行きつかなかったと思う。

ビタ停止やスベリ、リーチ目、スイカを引きこまない意地わる制御、覚えて行くほど楽しいサンダーV。

5号機でサンダーVSP、ダイナミックサンダーV、サンダーVリボルトとリメイクされながらもウケにくいのはやはりスイカが難点なんだろうか?VSPはちょっとサンダーとは違うな?と言う感じですが、リボルトは凄くよく出来てたと思う。けどスイカなんだろうな。

でもそれがサンダーVだし、それを上手に打ちやすい方法を見つけて行くのが楽しかったんだけどなぁ。サンダーVリボルト(左第一厳守!)もかなり好きなので何だか残念です。

それでも僕はまたサンダーVのリメイクを作ってほしいと願っています。

ユニバーサルエンターテイメントさん、サンダーVリボルト、僕は大好きですよ!

回胴回顧録 大花火(通常時編)

回胴回顧録サムネイル

前回は大花火のボーナス、というかBIGについて書いた回胴回顧録 大花火(ボーナス編)でした。今回は通常時ってどうだったのか?と言う事を思い出しながら書いていきます。もうさすがに20年近く前の事なので、記憶があやふやな部分もありますが、温かい目でよろしくお願いします。

通常時は面白いの?

どんな機種でもそうですが、当たれば面白い。これは当然なんです。だからBIGボーナスでいくら600枚以上獲れるからって、それは当たっているから面白いのです。

じゃぁ大花火の通常時はと言うと・・・

大量獲得機ですからね・・・通常時は・・・面白いんです!

演出面から見てみよう

今の台ほど、演出パターンは多くありません。

演出の分岐はまず2つ・・・レバーを叩いた時に・・・

  • 始動音がテロレロンって鳴る(通常始動音)
  • 始動音がテロ~ンって鳴る(予告音)
  • 始動音がテロレ~ロンって鳴る(?)

あれ?謎の3つ目が出現した(笑)

それぞれの始動音についてですが、今のHANABIを打ってると、RT中にBIGを引くと2連目は大花火のBGMになりますよね。その時に通常始動音がテロレロン♪になります。

ジャックイン(移行リプレイ成立)時に、逆押しか順押しのナビが出て、その時の始動音がテロ~ン♪です。

余談ですが、この2連目に大花火の音楽になるってよく出来てません?RT中にBIG連荘した時だけ鳴る音楽・・・って事は600枚獲得してる状態なんですね!大花火をそいう言う所で音楽とともに再現って、5号機HANABIもシャレてますね!

話は戻しまして・・・通常始動音は山(スイカ)を除くハズレとボーナスを含む全役対応。チェリーさえ狙ってれば取りこぼしは無いですし、不意にリーチ目が出たりします。

予告音が鳴った時がチャンス!ハズレを含む全役対応で、レバーオンから第三停止までのいずれかで筺体上部の4thリール(鉢巻きリール)が回転します。もちろんボーナス期待度も上がります。

アツいのはレバーオンで回りはじめた時と、第三停止で回りはじめた時。

この辺は今のパチスロとも共通ですね。演出の発生は極端に早いか、極端に遅い方がアツいって言う。

その4thリールの演出も30パターンくらいしか無いの。

4thリールには、赤ドン、青ドン、一尺玉、三尺玉、ハズレ、大当りの6種類が描かれている。それが右に回るか、左に回るか、始動はレバーから第3停止までのどれか、どう動くか、最終的にどこに止まるか。これだけしか無いんだから。

今の液晶なんて凄い演出パターン持ってるじゃん。大花火はたったの30パターン程度。

でもそれがとんでもなく凄いバランスで構成されていて、レバーオンの1打1打に凄く期待が持てるの。

回胴回顧録 大花火(ボーナス編)でも書いた通りで、設定1の機械割が100%オーバーで、設定6ともなると140%オーバー。だから日本全国に設置されている大花火のほとんどが設定1なわけ。BIG確率が1/431、REG確率が1/655。合成確率1/260。

この低確率を飽きさせない作り込みがなされていたのが、大花火の演出の凄い所。

とにかくテロ~ンと鳴っただけで期待する。

それしか演出が無いからこそ、期待する。

予告音発生時にアツく打つ!

僕が好きなアツイ瞬間は・・・

予告音が鳴る、4th始動せず。左リールに以下の図柄をビタ押しする。

この時停止してほしい出目は一つだけ。

バリナ!(画像は今度実物写真に変えるかもしれません)

偉そうな出目でしょ?なんと!ハズレで止まるんです(笑)

でももう一つあって・・・七を中段にビタで押すと、ボーナス成立時にはバリナが停止します。1コマ滑りでリプレイが成立だったらBIG成立後です。

この時点で4thが動いても一尺玉以外ならボーナス確定!動かずなら第2停止がドッキドキ!

この出目でトイレに行って・・・自販機でジュース買って・・・戻ってきてどんな目と4thで止まってるかが楽しみでした。こういう感じで、自動停止で楽しむ出目をトイレ目と言う表現がされていました。

予告音+第1停止で4th動かずの時点で小役以上の可能性が高いので、必然的にボーナス期待度の高い瞬間がそこに詰まっているのです。もちろんハズレもある。

それでも、もう目の前に600枚が来てるんですよ!

2停止3停止でリーチ目が出るか!出なくても4thリールでハズレを蹴ってくれれば!

いろんな期待を込めて、自動停止で楽しんだり、気合でリーチ目出ろ!と止めたり。

このバリナには色んな思いが詰まってたんです。

そうそう、5号機での注意ですが、ジャグラーなんかで、から回しして席を立つ方いますが、オススメしません。5号機は4号機と違い、自動停止する機種では、自動停止時に何かが成立してても、小役もボーナスも揃いません。チェリーもブドウも成立してても自動停止だと取りこぼします。

ジャグラーをから回しで席を立つ場合は、左枠内にチェリーが止まった状態か、枠内にチェリーを狙って、左下段にBARが止まった状態なら小役非成立なのでOKです。どちらもボーナスに期待できる出目なので、自動停止後GOGOランプついてたらラッキーです。全リールから回しは、小役成立してても100%取りこぼすのでもったいないです!

一般的なDDT(小役獲得打法)

普通はバリナのバーを中下段くらいに押して、確実にチェリーと山をフォローしつつ打つのが一般的なDDTでした。

当時も斜め山はアツく、出目と演出で斜め山確定の状態になると、心から「はずれろ~!はずれろ~!」と願いながら止めていました。

予告音アリ、バー下段、以下の出目で4thが動いてなければ山orボーナス!

確か斜め山が揃う可能性は山成立時の1/32・・・約1/2800だったと思います。もしかしたら1/16だったかもしれない。記憶不確か・・・

どっちにしてもアツイ瞬間がここにもあるんです!

設定1の合成1/260を吹き飛ばす出目と演出と期待感がいっぱい詰まっていた。それが大花火だったのです。

謎の始動音テロレ~ロン

これ・・・間延びって言います。

発生した時点で・・・BIGorチェリーと言う凄い予告音なんです!

BIG成立時の約1/8くらいで発生、チェリー成立時の1/70くらいで発生。

設定1だと仮定すると、BIGの発生率約1/3000、チェリーの発生率約1/4300。

設定1でも期待度60%弱、600枚or4枚の大勝負がかかっている間延び。

当然4号機に重複フラグなんてありませんから、チェリーが出た時点でアウト!

この時ばかりはチェリーをこぼしても良い!と決めて、七上段テンパイ見たさに、左リール上段に七を押したりしてました。

上段にビタ停止したらBIG確定!上段七テンパイを拝みにかかります。

反対にバリナが停止するとチェリーの取りこぼしでした。

ただ、この間延び、わからない人には一生わからないそうです。

わかる人には2台となりの間延びでもわかったりします。

僕はどちらかと言うと、2台となりの間延びもわかっちゃう方でした。

今のHANABIの遅れもわからない人は本当にわからないらしいですから、音の発生のさせ方とか、上手に出来てるんだなぁって感心します。

とにかく色んな所に600枚チャンスがあったので打ち手は飽きてこなかったのです。

まとめ

決して今回の記事で大花火の良さを伝えられたとは思っていません。

しかし、演出作りの基礎と、打ち手が楽しめる要素がしっかり盛り込まれているのは確かです。ただ大量獲得だから、と言うだけではなく、通常時もBIG中も面白い要素が多数ある。これって凄いことだと思います。

今は液晶を用いることで多種多様な演出を持つ事ができるようになりました。その分、作り込みが甘いと、演出の楽しみが分散し、イマイチパッとしない台になってしまうのではないでしょうか?

パチスロなんてものは、どの台でもメダルを投入し、レバーを叩いて、リールを止める。この作業の中で成り立っています。そう考えると、大花火にしても、サンダーVにしても、バーサスでも、1停止毎に消灯の有無や、ボーナス期待度の高い出目で打ち手をドキドキさせてくれるのは、パチスロの本題なんじゃないでしょうか。

当時のアルゼ系機種が確固たる地位を確立したのもうなずけますし、今のアクロスAプロジェクトがウケたのも納得できます。

今回は大花火と言う古い機種を題材にしましたが、面白い、人気が出るにはきちんと意味があったんだと再認識させられました。

一応実機は所有してるので、今度動画で配信でも出来たら面白いですね。

では、この辺で回胴回顧録 大花火回のまとめとさせていただきます。