タイプは大きく3タイプ
今でもATやART、Aタイプ(ノーマルタイプ)なんか呼ばれるように、当時もいくつかのタイプがありました。
大きくはAタイプ、Bタイプ、Cタイプの3種かな。
それぞれに図柄の決まりや、ボーナス確率の違い等、細かい仕様はありますが、今回はそこには触れません。簡単にですが今回は各タイプの仕様を書いていきます。
Aタイプ
今でも言葉としては残るAタイプ。
仕様としては、BIGボーナスの終了条件が、小役ゲーム最大30回の消化か、JACゲーム3回で終了。
この時点でどういう事?って話になりますね。
BIGボーナスがはじまると、最大30Gの小役確率の上がった状態のゲームがスタートします。その間にJACゲーム(レギュラーボーナスだと思って下さい)に3回突入し、終了したらBIGボーナスが終了します。
たまにJACゲームに3回突入しないまま、最大30回の小役ゲームが終了してしまう事があります。これがパンクです。
と言う事は、小役ゲーム30回を使い切ると同時に3回目のJACゲームが来ると一番お得だと言う事がわかるかと思います。
5号機のハナビやバーサスで言えば、ハナビチャレンジの20Gピッタリでハナビゲームに移行した方がお得と言うのと似たものです。
その為に当時行われていたのがリプレイハズシです。
JACゲーム(レギュラー)なのにリプレイハズシ?って思う人もいるかもしれません。
実はBIGボーナス中、JACゲームのスタート契機がリプレイ揃いである機種が大半でした。なので3回目のリプレイ揃いを避けるために、変則押ししたりして入賞を避けていたのです。その名残が今のハナビやバーサスのチャレンジ中に受け継がれているのです。
ほとんどの機種では、JACゲーム3回で330枚ほどと、小役ゲーム中の小役で50~90枚くらい獲得できたので、そう言う機種を総じてA-400(えーよんひゃく)と呼んでいました。機種により500枚取れる機種や、600枚、はたまた700枚取れる機種もあったため、A-500、A-600、A-700等と呼ばれました。
今人気のディスクアップもAタイプのAR機(意味はARTと同じ、4号機の頃はARと呼ばれていた)と言われてました。今で言うA+ARTと言う感じですね。
実は爆裂ATの火付け役である獣王もA-400なんですよね。サバンナチャンスと言うAT機能を付けただけで。
とにかくBIGボーナスの仕様でAタイプと言う呼ばれ方をしていたのです。
恐らく30Gピッタリで3回目のJACゲームが来るとお得だよね?って言うのは後々機種ごとの思い出話の時に出てくると思います。
Bタイプ
基準はAタイプがわかれば簡単です。BIGボーナス中の小役ゲームが最大20回で、JACゲームが2回のものです。
正確にはJACゲームが1回でもBタイプです。
なんじゃ?1回とか2回ってAタイプの出玉少ない版か?って思いますが、その分機種の仕様として、ボーナス確率をAタイプより高めに設定出来たのです。
言ってしまえばAタイプがミドルスペックパチンコだとすれば、Bタイプは甘デジやライトミドルタイプ。
もちろんAタイプ同様にリプレイハズシを用いて、小役ゲームを引きのばしつつ、2回目のJACゲームに突入させるのが理想ですね。あ、このJACゲームに突入させる事をJACIN(ジャックイン)と言います。
でも実際Bタイプは甘く動くかと言うと、荒波スペックの台が多かった。その理由がCT(チャレンジタイム)機と言う存在。BIGの平均出玉は少なくするけど、CTと言う機能で出玉を加速させるというもの。
これもまたそう言う機種紹介ができたらそこで記載したいと思う。
5号機のCTとは仕様が全然違うのですよ。
ちなみにもう機種名書いちゃいますけど、ヤマサのナイツと言う機種はJACゲームがなんと1回!オリジナリティあふれたY(YAMASA)タイプと銘打ちましたが、実際属するのはBタイプです。設定6のBIG確率が約1/120で、ハイパーBIGだと400枚取れると言う凄い台でした。
Cタイプ
AタイプにもBタイプにも属さない、Cタイプ。
要するにBIGボーナスが無くて、特殊な状況で出玉を増やすタイプ。
ATや集中と言ったものを利用したタイプ。
今で言うAT機がそれに当たりますね。凱旋とか、転生とかそういうの。
4号機時代も機種名書くとわかりやすいけど、北斗の拳、ビンゴ、そしてミリオンゴッドなんかがそれにあたります。僕自身も北斗の拳には大変お世話になりました。
まとめ
今回は事細かい事を覚えて貰おうと思って書いたものではありません。とにかくBIGボーナス、小役ゲーム、JACゲームと言うものがあったんだなぁ。と思ってもらえればいいです。そこにリプレイハズシと言う技術を用いる事で、15枚、20枚と余分に取っていたんだなと言う事。
5号機になって何枚の払い出しでBIGボーナスが終了するってなった時には本当に衝撃を受けたものです。誰がどう打っても同じ枚数獲得できる仕様なんですからね。小役ゲームを粘って通常より20枚余分に取ろう!なんて発想じゃなくなったんですから。
これらのタイプを元に4号機時代の思い出機種を時々書いていきますのでよろしくお願いします。
今回はその為の基礎知識でした。