回胴回顧録 ガメラ/オオガメラ

MAX711獲得できることもあるA700タイプで、誰もが簡単に600枚overを叩きだせるモンスターマシン。主役もモンスターだけどな!(あれ?ウケてない?)まぁいいや、今回はそんなガメラについて触れてみようと思う。ただ制御云々は語れないのでそれ以外の思い出をメインに書いていこうと思う。

RODEOのデビュー作ガメラ!

僕は今後このRODEOと言うメーカーの台を打ち込んでいくことになるとは思わなかった。

ちょうど僕がパチスロデビューした2000年、RODEOと言う会社が誕生した。正確にはそれまでにあった会社が、いろんな提携などの関係で社名変更して誕生したのがRODEO。

そしてそのRODEOのデビュー第一弾としてお披露目されたのがガメラ!

時代は大量獲得機で、アルゼ系は大花火、タロットマスター、リアルボルテージとリリース。

もちろん設定1でも100%を誇る大花火はゲーム性も含めて絶賛稼働中!

大花火などは技術介入を行うことで600枚以上の出玉を獲得可能で、ある程度甘さの恩恵に授かるには技術が必要であった。いわゆる小役狙いとバービタ外しね。

その点、ガメラは誰が打ってもほとんど600枚以上獲得できる!と言う触れ込みの大量獲得機。

さらには設定1でもペイアウトは完全攻略104%オーバーと破格だ!

とは言え、僕が初めてガメラに触れる頃はまだこんなことは知らなかった。

ホールがガメラを導入するしばらく前、電話がかかってきた。

葉月氏ショールーム試打!

電話の相手は県内数店舗あるチェーン店のコンサルに就いていたと思われるAさん(役職としては営業本部長)。

大学生であった僕とは不思議な関係だけど、時折連絡を取り合ったり、食事に連れて行ってもらったりしていた。(本当にその節は大学生風情では入れないようなところとか連れて行っていただき、ありがとうございました。)

Aさん「あ~葉月さん、スーツ用意できるかね?」

葉月「えっ?あ~安物でもよければ行けます!」

Aさん「ガメラの試打に連れて行ってあげるから準備しなさい。」

葉月『!!!!!』

安物のスーツを身にまとい、Aさんの車アリストを待つ。

Aさんはいい人で女好き、僕とは普通に会話してるけど、なんかあったら〇されるんじゃないか?と言う空気を持っている人物。

なんやかんや車内で会話しつつショールームへ到着。

緊張しすぎて全く場所を覚えていない・・・

入るとまだホールで見たこともないガメラが設置されていた。

ロデオの方の説明を受けながら試打。

何もわからないから順押しで消化・・・なるほど小役ハズレや、リーチ目、演出発展などがあるわけですね。

これボーナス成立時の演出中リプレイ確率高くないですか?と言う些細な疑問点などぶつけながら通常時を見る。

スタッフ「では本機の売りのボーナスです。」

と言いながらチョイチョイとBETボタンを操作すると、見事にボーナスフラグが成立。

スタッフ「液晶やランプのナビに従いながら打てば誰でも600以上獲得できます!」

本当に簡単だ・・・大花火のリプレイハズシの緊張感もなく、ただ逆押しと順押しで液晶上では600枚以上の差枚数をカウントしていた。

ショールームに滞在する時間はそれほど長くない。

ここでショールームを後にした。

葉月氏本質が見えず!!

当然のことながらAさんから感想を求められた。

今でも覚えている、その時の感想。

葉月「誰でも簡単に600枚オーバーはいいですね。でも気になるのはボーナス確率ですね。みんなに打って貰おうと思ったらスペックをもう一段落として500枚程度で、各設定間のボーナス確率差が埋まっていると誰もが楽しめていいんですけどね。」

このスペックも正直あってもいいと思うくらい間違った回答ではないとは思うが、あくまでもこれは大量獲得機ベースで最初から作られていることを完全に理解できていない。

大花火やタロットマスター、リアルボルテージでは目押しできない人は打てなかったが、それを改善したのがガメラだったのだ。

今ならその辺は理解できるし、行けるか行けないかの判断もある程度できると思う。

ただ何分パチスロを打ち始めて数か月と言う僕には荷が重すぎた。

そのお店は別に僕の意見を重要視したわけじゃないと思うが、ガメラの導入は見送った。

その後ガメラは設定1の甘さや、大量獲得手順の簡単さ、逆ハサミ手順などが広まることで稼働が高くなっていった。

その状況を見ていると、すごく申し訳ない気持ちにもなったが、ガメラ販売後、液晶が大きくなった同型スペックの青い筐体オオガメラの発売により、そのお店にも導入された。

その時はAさんに「せっかく試打まで連れて行ってもらったのに適切に評価できず済みませんでした。」と謝りました。

もちろんAさんはそんな謝罪を要求していたわけではありませんが、僕自身が気持ち悪かっただけです。

いざ、ガメラホール実践!

ある程度の情報は出ており、僕も逆ハサミ手順を実行。

本当に今でもガメラを愛してる人は順押し、ハサミ押しのバトル目(ボーナスorレアハズレ目のチャンス目)からのバトルを楽しんでいたと思う。

だがそんなに詳しくない僕は逆ハサミで楽しむ。

これがフラグ丸わかりなのだが、超楽しい!

右上段に赤7を狙い、上段に7が停止した時点でギャオス(8枚だったかな)orボーナス!

逆ハサミすることでギャオスを取りこぼすことは無いので、逆ハサミで小役非成立はすべてボーナス。

ボーナス成立時の演出としてガメラがバトルに行くとハズレorボーナスなので右上段7から1~3停止の間でガメラ出勤=ボーナス確定!と言うわかりやすさ。

僕のガメラに対する知識なんてこんなものしかない。

それでも楽しい!楽しいんだよ!

BIG中逆押ししていれば15枚獲れるし、リプレイハズシも行われるし、めちゃくちゃ簡単!

シフト持越し機能でほぼラスト2~1Gでジャックインの安心設計!

シフト持越しさえ確定(ランプでわかる)していればラスト1Gは1枚掛け順押しでジャックインできるプチ機械割アップ。

注意点があるとすれば、BIG中もレア役は成立しており、チェリー成立時はガメラの上のチェリーを狙うと角に止まって15枚獲れるのだが、7チェリーバーを狙ってしまうと中段にチェリーが止まって8枚になってしまう。

これくらいの注意をしていれば、誰でも設定1で甘い台を打てたんだから、そりゃ流行るわな・・・今ならわかる・・・。

それまでサミー系列の台には苦手意識があったのだが、まさかこれをキッカケにROREOの台と末永くお付き合いしていくことになるとは夢にも思わなかった。

当時はまだ業界としてはアルゼ王国だったからね。

と言うところで久々の回胴回顧録はここまで!

お読みいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です