回胴回顧録 ルパン三世

現在のルパンシリーズに至るまでの原点。これまでヤマサ、サミー、アルゼと打ってきて、初めて平和の台を打つ。この機種も大花火に似た技術介入性はあるもののその仕様は面白く、刺激的であった。

演出は予告音と役物

不二子 type a+のクラシックモードを打った事があれば、まんまそれw

クラシックモードでは液晶で再現されていたが、当時の初代ルパン三世はあの役物がリールの上部に搭載されていた。

予告音も同様に、銭形(サイレン)、次元(銃声)、五ェ門(斬鉄剣)、SP(チャラッチャラッチャラッチャラー♪)の4種類が存在。

対応役は薄々想像できると思うけど、想像の通りです(笑)

各対応役がハズレると役物演出に発展。ルパンの回りのハートが最後の4個まで行けばボーナス確定。同時にリールがビャシャー!っと青く光るブルーフラッシュが超カッコ良かった。

斬鉄剣のみハズレが無いので、ベルを狙ってはずれればその時点でボーナスが確定する。

BIGはバリバリの技術介入機!

この機種においては何もかも知らないと損!さらに技術も必要!と言うバリバリの知識&技術介入機。その当時まだそこまでの知識は無かったが、それなりに頑張っていた記憶がある。

それまでに打ってきた機種は、ボーナスが成立すると1枚掛けでボーナスを揃えていた。今のジャグラーなんかもそうですよね?

でもこのルパン三世・・・BIGの揃え方でBIG中の難易度が激変する仕様。

これも想像できるかもしれないけど、7をダブルラインで揃えるか、シングルラインで揃えるかでBIG中のリプレイハズシがビタになるか、4コマはずしになるかの違いがあった。

その為には3枚掛けで7を揃える必要があった。3枚掛けで揃えたからと言って、確実にダブルラインになるわけではなく、2/3でダブル揃い、1/3でシングル揃いになる仕様だった。

ボーナスが成立した時点で揃うパターンが決まっているわけではなく、レバーを叩いた時に毎ゲーム制御抽選をしているので、揃える時は気合いでダブルライン制御をGETしに行っていた。当然気合を入れた所で毎ゲーム2/3でしかダブルラインは揃わないけどね。

この辺の同じフラグなのに複数の制御を持っているを言うのが5号機では考えられない仕様ですね。

で、この台の知識が無いとヤバいのが、BIG図柄に黄色いルパン図柄があったのだが、それで揃えると問答無用でシングルラインBIGとなると言う仕様。

何も知らなかったら1枚掛けで7を揃えにいっちゃうし、ルパン図柄でも揃えたくなっちゃうよね(笑)これやったら100%シングルラインになっちゃうから!

Aタイプルパンシリーズの王道

初代ルパン三世からはじまり、不二子 type a+に至るまで、ルパンシリーズAタイプ機の制御や王道パターンは既に初代で確立されていた。

本当に当時その全てを楽しめなかったのは今考えても残念。

もっと知識があれば色んな出目で楽しめたのは間違いない。

王道パターンだと、どのシリーズでもバー狙いからの中中段ベルや、左滑りからの小役ハズレ(BIG確定)、プラムの上中中など、そんなの常識じゃないか!と言われるような出目すらも良くわかっていなかった。

それでも予告音と役物演出の絡みで楽しむ事ができ、一応は知識が無くても遊べる仕様ではあった。前述している通り、BIG関連は決して簡単ではないですけど・・・

ボーナス成立後の制御遊びは平和特有の遊び

他のメーカーでもあるとは思うけど、とにかくボーナス成立後にリール制御を毎回抽選する事で楽しませる遊びは平和特有と言えるかもしれない。

今後の平和/オリンピアに機種でこの制御遊びが利用された機種が出てくる事になる。

当然後継機である不二子2もその機種の1つであった。

それと同時に、平和の台はBIGの成立ゲームではBIG図柄を狙っても基本的に揃わないと言うBIG成立ゲーム専用のリール制御テーブルも持っていた。

この辺もボーナスが成立したら揃えなくてはいけないと言う5号機のルールから言えば不思議な制御であるが、1枚役を使用することでこのような制御も実現可能となっている。

とにかく平和/オリンピアと言うメーカーは癖のあるリール制御と演出でマニア受けする台を出していた。

以前にも帰ってこいよ、平和/オリンピアと言う記事でも書きましたが、あの当時の開発力のある平和に帰ってきてほしいと思っています。


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