NJ-CT(以下NJ)・・・この機種名どう読むの?って言うとそのままです。エヌジェーシーティー。この台は色んな意味で不遇であり、なぜか不遇台に恵まれ、それが大好きな葉月さんには好物となり得る機種です。それがどんな機種だったか振り返ってみよう!
今回のおしながき
B-TYPE CT機
機種名にCTと付いている通り、BタイプのCT機です。CT機って何?って人はデルソル2を紹介した時に説明していますのでそちらを参照下さい。
デルソル2との違いはツインBBではなく、アステカに近い形となっています。
ただアステカとの大きな違いは・・・人気・・・でしょうか(^^;
デルソル2と比べてどうだったの?
デルソル2の時にも書いた気がするのですが、三重県はアステカの設置認可が下りておらず、CT機と言えばデルソル2かNJかと言う感じでした。
出玉感的には他県で人気を博したアステカの後継機に近いのはNJかと思うのですが、雰囲気や、ツインBBでの波の荒さが人気を呼んだのかデルソル2に完全に軍配が上がりました。
大量設置された大花火とともに、8台島のデルソル2も朝から満台になる事も多い中、葉月さん大好きタロットマスターやNJはポツーンと僕一人座っている時もありました。
それでも当時は7枚交換で8台島に1台は5~6が入っている状況だったので不人気台でもちゃんと期待できる状況でした。
この辺の立ち回りから葉月さんは過疎った島で立ち回る術を覚えたのかもしれません。今後も割と不人気台(?)を打つ事が多くなります。
ともあれ、NJはデルソル2に完敗だったわけです。
練り込まれた世界観
アステカがアステカ文明、デルソル2がメキシカン・・・ではNJは?と言うと・・・
American NINJA!
NJって何?って恐らくNinJaのNJです。
後継機で同じキャラを使ったNightJusticeと言う機種が出ますが、恐らくこの時点でそんな設定は無かったと思うのでやっぱNinJaのNJだと思います。
海外の人が想像する如何にもな忍者(NJ)が美人くのいち(メリッサ)と、バズーカ男(バズー)、忍犬(マーガリン)を引き連れて敵(ディアボロ)を倒すというストーリー。
壮大じゃないですか。壮大なんだけど難点があったのよ・・・。
演出がわかりにくい!
うっすらとした記憶しか残ってない部分もあるんだけど・・・筺体上部の左右についたランプで色ナビで小役示唆。その時の4thリールのキャラクターで信頼度のような感じでした。
基本的には小役ナビ+犬とか、小役ナビ+くのいちの組み合わせで、ハズレると演出発展し、4thリールがドカーンバキーンチャキンチャキンなりながら回って、ディアボロを倒すとWINに停止する感じだったと思います。
このね、色ナビ+犬がひでーのよ。基本的に小役ナビもガセるし、発展した演出もガセる。そりゃ打ってる人は何を信じて打って良いのか分からなくなりますわ(笑)
手なれたNJ打ちの合言葉は確か「ミドメリアチィ(緑ナビメリッサアチィ!)!」だったと思います。
たしかメリッサはほぼナビをガセらなかった気がします。とにかく犬が残念。
残念なのは犬だけじゃない!
4thリールでアクションを起こして、ディアボロを倒すとボーナスなわけで、誰かが攻撃して退治するわけですが、NJやWキャラ攻撃で攻撃するとアツいのね。
これがバズーカ男が攻撃した時よ。
一応チャンスアップパターンとかもあるんだけど、基本的に4thでバズーカ男表示→バズーカを撃つ→4thがディアボロに近づく→通り過ぎて自分を撃つと言う自爆をする始末。せめてそこは直撃せずハズスくらいだろとw
バズーカで自分を撃つってどういう状況だよとw
だから犬とバズーカ男はガッカリキャラで、ヒーローとヒロインが活躍する機種。間違っては無いがガセ演出多すぎ。
ちなみにミドリメリッサでバズーカ図柄(スイカ)を取りこぼしても演出発展した気がするのでそれも愛らしいくらいにウザイw
ホント文章書いてて当時を思い出してニヤけてくるくらいwwww
めっちゃアンチみたいに書いてるけど、それが打ってると本当に愛らしくなってくるのよ。
音楽はうるさいけど良い!
使用されている曲がことごとくカッコイイ。
ウェイト音、リール始動音、入賞音、BIG中、CT中ともに・・・
うるさい!が・・・良い!
CT中の残り枚数がギリギリになった時の音楽はホントうるさい以外の何物でもない。が、それがNJの楽しさと良さでもあった。本当に独特な音楽はカッコ良く、大好きでした。
それでも客観的に見て一般ウケするのはデルソル2だわな・・・と言うのはわかります。もちろん僕はそんなNJ派です!
技術介入はデルソル2以上!
実は一般的に受けなくて僕が好きな理由は、BIG中の技術介入要素にあった。
4号機なので当然のようにリプレイハズシがあります。NJの場合リプレイ成立時に、ビタ押ししないとハズレない制御と、アシストでハズレる制御が1/2で振り分けられた。
このビタ押しが難点で、デルソル2の方が人気だったのは打つのが簡単だったと言う理由もある。
昔から誰が打っても同じより、打つ人によって差がつく機械が好きだったので、僕はデルソル2よりNJを選んでいたという経緯がありました。
やはりというかなんと言うか、デルソル2に比べ確実に設定状況が甘かったのはNJであったと今でも覚えています。
デルソルの場合はそう簡単に設定5~6は使われませんでしたが、NJは高頻度で使われていました。当時はお店ルールで設定確認できる事もあったので、今の推定5とか推定6とかじゃなくて、しっかり設定鍵を回して5!とか6!とか表示されるのを見る事ができました。
そのような点からも、僕にとってNJは適している機種だったんだなと今でも思います。
CT抽選が終わるまでCT突入がわからない
デルソル2がツインBBで、同色BIGじゃない限りCTがついてこない。その状況で消化する異色BIGより、アステカと同じでボーナスが一つしか無く、BIG中の技術介入要素も大きい。さらにBIG終了後のCT抽選で結果が出るまでCTの突入非突入がわからないNJの方がワクワクしながらBIGを消化できました。
BIG終了後にはリールを使ったCT抽選が開始される。もちろん抽選と言っても結果を見せるだけものではある。
メインリールの凹型と上部4thを時計回りに光が走る。光が1個だと期待度が低く、1個から2個に光りが増えると期待度が高い。さらに7個光りで1個影と言う激アツパターン。光が4thのWINで止まると晴れてCT突入だ。
ハズレた時のNOOOOOOO!!!!だかUWAAAAAAA!!!!だかって声がかなりシュールでした。
CT機の難点
当時とある店舗さんでNJをひたすら打ってたので、僕ともう一人いた近い年代のお客さんがNJのヌシのようになっていました。
なので他のお客さんや、場合によっては店員さんからも以下質問を受けるようになっていました。
1確が止まったのに当たらない!
CTになじみのない人が多かったので、NJやデルソルのCT中の制御が浸透していなかったのです。
デルソル2の時にも解説してるかもしれませんが、当時のCT機はリプレイとボーナスが非成立の時は第1停止のみ特殊な制御となり、第2、第3停止はビタ停止すると言う制御ででした。
その際の左第1停止の制御で、1確である白7バズーカ白7と言う図柄が毎回止まるのです。(デルソル2でもテキーラ77が止まります)
実はCT中の純増現状維持打法のためにこの目が止まるようになっていたのです。白7orバズーカ/バズーカ/バズーカが3枚役なので延々と中と右でバズーカビタすれば3枚を取得し続けられる。
また、その停止形の時点で3枚以上の払い出しの役が無いので、中右を適当に押しても純増枚数でCTをパンクさせる事が無い安心出目なんです。むしろ鎖鎌図柄(ベル)が左枠内にある方が、中右適当に押してベルがビタで揃っちゃった時が怖いのです。
もちろん本物の1確で止まる事もあり、その場合はいきなり音楽が止まるのでウワッ!と変な声が出ます(笑)
寿命は短かった
打っていると音楽もカッコいいし、リールの図柄もカッコいいし、演出は少しウザイけど慣れるとそうでもないし。で楽しんでいたNJですが・・・
やはりデルソル2より稼働が低く、短命に終わる機種となりました。
それでも僕はあのカッコいいウェイト音と、シュールさ、全体の音楽と雰囲気・・・もうそのお店は大きな改装をして全然違う形態の今風のパチンコパチスロ店になっちゃいましたが、今でも懐かしく情景が浮かんできます。
回胴回顧録で取り上げている機種は、僕のただの思い出話であり、機種を紹介したからと言って誰のメリットになるものでもありません。でも、何かその機種名から当時を思い出して懐かしがってもらえればいいなと思っていますので、これからも継続して更新していきます。