パチスロ回顧録 初めてのパチスロ

5号機から6号機に移行し、5号機ですら過去のものになりそうな今、パチスロ回顧録と言う事で、僕が過去に打ってきた機種を覚えている限りで書いていこうと思います。今回は僕が初めてパチスロを打つにいたるまでを記事内容としようと思います。

パチスロを打つようになったキッカケ

それは2000年の夏の事でした。それまでパチスロと言うものがゲーセン以外で存在しなかった県、三重県にパチスロ営業の許可が出ました。

全国47都道府県のなかで47番目に許可の下りた県です。

その当時、僕はパチンコは一切打たない、健全な(?)青年でした。

理由は簡単で、パチンコなんてものは胴元が勝つように出来ている。じゃないとお店を営業できるはずが無い!だから、そんなところにお金を使うのは無駄だ!と言う至ってシンプルな考えです。

ただ、お隣の県には当然パチスロがあり、ちょっとだけやってみたい・・・と言う気持ちもあったのですが、どうなったら大当たりなのか、リーチ目(言葉は知ってた)がわからないとか、そもそも何をやって良いのかが全く分からない状況でした。

そんな中、県内にパチスロ営業の許可が下りた。

パチスロに詳しい友人にお願いして、1万円だけ打ってみたい。無くなったらそれでやめるから・・・と言う事で教えて貰いながら打つ事になった。

挑戦する前の日に攻略雑誌を見せられたが、まったくもって理解できなかった(笑)

初めてのパチンコ店

それまでパチンコ店に入ると言う事すら無かった僕が、初めてのパチンコ店への入店。

凄く罪悪感のようなものを感じ、オドオドしながらパチスロの島に向かっていく。

当時はパチスロ営業が始まったばかりと言う事で、どのお店もパチンコ店の隅っこの方にパチスロを導入しているお店が多かった。今でも三重県と言う県は、田舎の方ほどパチンコ営業が主体で、パチスロの占める割合は低かったりする。

そんな中、初めて着席した台・・・それが

ハイパーラッシュ(ヤマサ)

選択した理由は、教えて貰う友人が好きな機種だったからと言うのと、音ゲープレイヤーの僕が退屈しないようにと言う事。

※今回は機種内容ではなく、打つまでのお話とするので、機種に関する記事はまた次回で・・・

初めてサンドに1000円札を投入する・・・

今の人が聞くと信じられないだろうが、当時は2台で1台のサンド(メダル貸出機)を共有していたのだ。パチスロとパチスロの間にサンドがあり、正にサンド(挟まれている)である。

パチスロのみならず、パチンコも同じ仕組みで動いている事が多かった。

1000円札を投入するとカタカタカタ・・・・とメダルが取り出し口に出てくる。それを自分の台の下皿に移してから遊戯をスタートする。

当時サンドで使用できる金種は1000円札のみ。今のように高額紙幣はそのままでは使えないので、両替機が設置してあり、高額紙幣は1000円札に両替して使用していた。

その時、多くの人は、胸ポケットやパチスロ筺体のコイン投入口の後ろに折り曲げた1000円札の束を挿して遊戯していた。ジュースホルダーなどが据え付けられている場合はその中に入れている人もいた。

今のように1台につき1台の貸出機があるわけではないので、どちらかのお隣さんとサンドを共有する形になる。当然お隣さんと、メダルや玉を借りるタイミングが被ることがあるが、それは譲り合いの精神が当たり前だったのだ。

余談だが、もっと古い世代になるとサンドではなく、カウンターでメダルをいくら分と言って借りていたようだ。その時にメダルが銀行で出てくる硬貨のように紙で棒状に巻かれていて、何本・・・という単位で借りていたらしい。それが今の1000円=1本と言う表現に繋がっている。が、僕自身はそんな時代は知らないです(笑)

打つまでに得た様々な感情

実際に自分が着席して遊戯を始めるわけだが、ふと気付く・・・パチスロのお客さん少なっ!

当然と言えば当然だ・・・今までパチスロが無かった世界にパチスロが入ってきたからと言って、お客さんで埋まる事は無かった。理由は簡単で、その時の僕と同じで、打ち方やルール等が全く分からない人ばかりだったから。

また、田舎の方と言う事で、お年を召された方も多く、パチスロよりも慣れ親しんだパチンコプレイヤーの方が断然多かったから。

なので、割とガラガラに近いパチスロの島で実践する事になった。

サンドにカタカタ・・・・と落ちたメダル。

それを取り出し、下皿に移す。

何か当たればいいな・・・という期待感。

1万円無くなるんだろうな~と言う打つ前からの期待しない感(笑)

何だか悪いことしてるな~と言う罪悪感。

パチンコすら打ったことの無かった僕にとっては、コインを投入するまでに様々な感情がめぐっていた。

記念すべき1回転目~パチスロ怖ぇぇぇぇ!!!

いざメダルを投入し、レバーをオン!クルクル回るリール。

とりあえずチェリーを狙うように友人に指示される。

なんとかチェリーを押せそうだ・・・多分・・・と言う事で第一停止させる。

押している場所は悪くない。

「そこが止まったら後は適当に押せばいいよ!」

と言うわけで2停止3停止をポンポンと止める。

盤面には・・・何も揃って無い。

「それで1ゲームね!」

・・・これで1ゲーム・・・1ゲームって・・・このわずか数秒の間にメダル3枚。60円が消えた!マジか、パチスロ。パチスロ怖ぇぇぇぇ!!!

今のように5スロや1パチなんぞと言う低貸しなんて無かったから仕方が無い。

そんなこんなで、僕の初めてのパチスロ実践がはじまった。

次回のパチスロ回顧録では、この時の実践の内容を覚えている限りで書いていこうと思う。

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