昔あったちょっと良い話~正直なお店編~

ちょっとした昔話ですよ。機種別の回顧録じゃないので別件で書いておこうかなと。あるパチンコ店で起こったへぇ~と言う話。そんな正直な営業してくれるお店もあるんだな~と感じた出来ごとです。

持ち玉移動NGのお店にて

昔の事なので遠回しな言い方せずに書いていきますね。

そのお店は 池袋から電車で数駅、都内のあるお店。このお店は今後何回かこのブログ内でも登場するかもしれないお店です。

今でも存在するお店ですが、営業形態はわかりません。

当時は等価交換でありながら、持ち玉での台移動や共有NGのお店でした。

恐らくその理由は、台ごとに差玉管理しているので、ジェットカウンターに流した時の枚数と一致するかを確認していたからだと思います。

時代は北斗吉宗とその他ST機時代。

今でこそAタイプを主体として打っていますが、北斗の拳や吉宗と言った荒波機種もかなり打っていました。

でもその時は会社帰りの勝負が基本で、キングパルサーや巨人の星と言った機種でハイエナ稼働でした。

打てる台がある時は天井狙いで、連ゾーン抜けヤメを繰り返しドンドン台移動していくので、持ち玉移動できないとレシートの枚数が5枚や10枚くらいになる事も良くありました。

束になったレシートを交換

その日のレシートを閉店時にカウンタに持っていき、特殊景品に交換する。

等価交換なので貯玉するという概念がありません。

交換した特殊景品を近くの買い取りショップ?へ持っていき、その後帰宅。

僕自身この時点で何の疑問も持っていませんでした。

翌日稼働終了後・・・

その日も何を打ったのか忘れましたが、レシートを持ってカウンターに並ぶ。

並んでいると店員から声をかけられる。

当時の僕はあまり店員と仲良くなるタイプでは無かったので、店員から声をかけられる事も普段は無かった・・・それだけになんだか気分のいいものではない。

正直そのお店でも勝たせて貰ってたし、プロ入店お断り!みたいなこと言われるのも嫌だったから。

ただ、そのお店では明らかにプロらしき人が数人いたので、その線は無いだろうとは思ったが。

店員「あの、昨日の事なんですが」

僕「あ、はい?」

店員「レシートの交換に誤差がありまして」

僕「?(悪い事はしてないよ)」

店員「スタッフがレシートを読み落としたようで、本日その交換をさせていただきます。」

僕「えっ?そうだったんですか?」

店員「○枚のレシートです」

確かに前日に交換した覚えのある数字のレシートだ。

僕「あ・・・なんかわざわざすみません(一応は相手のミスなんだけど)」

店員「申し訳ありませんが、少々時間がかかりますので、全てのお客様の対応後でもいいですか?」

僕「わかりました」

カウンターから離れて、列の邪魔にならない北斗の拳の島に座って対応を待つ。

店員「すみません、これでも飲んでいて下さい」

景品の余り玉で貰う缶コーヒーを貰う。

僕「あ・・・なんかすみません」

当時はオープンちょっと前にお客さんを入店させたり、クローズ時間後にお客さんが残っていても、とがめられる時代では無かったのだ。

少々時間はかかったものの、当日のレシートと、前日の漏れたレシートを無事交換して頂き、他のお客の以内ちょっと気まずいお店から帰った。

恐らくその日のクローズ処理をした際に、ジェットカウンターに流して、発行したレシートに記載された枚数と、カウンターで読み取った枚数に誤差が発生し、カウンターで回収したレシートから該当する枚数のレシートを探しあてたのだろう。

同じ枚数のレシートがあったとしても、読み取り済みかどうかのフラグくらいはあるはずなので、そのフラグの立っていないレシートを見つけ、手書きで記載された台番と発行した時刻から、誰が交換したのかを防犯ビデオなんかから見つけ出したのだろう。

さらに束になって出したレシートの中にあったものだから、僕の存在は割と早く察知できたのではないだろうか。

言われなければ気付かなかった

正直僕自身、全然気づいてなかった。

店員がレシートを探した時に、見つかっても無かった事にされればスルーしていました。

でもそのお店は正直に対応してくれて僕は凄くうれしかったです。

このお店は今後回胴回顧録の中でも度々出てくると思いますので、へぇ~そんなお店があったのか~と思って頂ければいいかなと思います。

あったのか~と言っても、今も存続しているお店ですが、現状はどのような営業形態や方針なのかはもう10年ほど行った事が無いのでわかりません。

少なくとも当時は僕にとって最優良店でした。

多分今の時代だと『もうこういう事もないのかもしれないな~ 』とつくづく思います。

お店のクセを考える

良い設定の台にありつこうと思ったら、お店のクセを読むと言う人もいますよね。えっ?クセって何なの?僕の行くお店にそんなのねーよ!と言うか、クセってなんだよ!と言う人もいるかもしれませんので、僕なりの考え方を書いてみます。

ここのお店はカドが強い!

恐らくこのブログを読んでいる人の100%近い人はパチンコやパチスロに興味のある人である事は間違いないと思う。そう言う人がこういうブログを読んでいると言う事は、youtube等でパチンコパチスロ動画を見る事も多いと思われる。

どれくらい当たっているかはわかりませんが、このブログの閲覧者のクセを想像してみたんですね。恐らくこうじゃないかな?って。

それはさておき、そう言う動画で『ここのお店はカドが強い印象があるので』と言う言葉が結構な頻度で出てきます。確かにそういう傾向があればそれがクセですね。しかし、この場合カドが強くなって当然だと思いませんか?

撮影する場合、カメラを置く位置が必要で、その一番やりやすい場所ってカドじゃないですか。最近はそうでもないのかもしれませんが、一時期はそう言う理屈で必然的に取材の人が角に座るだろう事を前提に、設定をしていたんじゃないかと思います。

そうじゃないと、撮影して貰って、散々ハマる動画を全世界に公開される事になりますからね。お店としてはやっぱそこに良い台がある事をアピールしたいと思うんですよ。だから一昔前の動画はカドが強い傾向にあったんだと思います。

でもですよ、本当にカドが強いって言うなら毎日何らかのカド台打ってたら間違いなく勝てるじゃないですか。でも世の中そうは問屋が卸してくれませんね。僕らにとって本当に重要なのは、撮影の日ではなく、平常営業の日ですからね。

僕自身18年ほどこういう遊びをしていますが、率先してカドに座って行くスタンスは無いです。むしろカドを嫌う立ち回りをする事が多いです。それも今まで通ったお店のクセから学んだことですね。

その日どの台が出てるかをメモしていく

Aタイプの設定看破は難しいよ!確率なんてブレるよ!と書いてはきたし、出てる台と高設定は必ずしもイコールでは繋がらない事を知った上で、出てる台が良い台としてメモしていく。

これは何の役に立つかと言うと、こういう蓄積をカレンダーにまとめて行くと、日付と曜日で高設定が入りやすい島や機種が見えてくる事があります。良くあるパターンだと、5の付く日はジャグラーがアツめだなぁとか。30日はハナハナ出てるなぁとか。7の付く日は全体的に出てるなぁとか。月曜はパチンコが強いけど、金曜はパチスロが強いなぁとか。

今から7年前くらい前、2011年に広告規制と言うルールができて、お店もお客さんに大っぴらに営業内容を伝える事ができなくなりました。

それ以降でパチンコ、パチスロ始めた人には信じられないかもしれませんが、それまではこの島は全設定だよ!とか、1/2で56だよ!とか営業案内ができたんですね。もう少し前の時代になると、一定の時間になると5以上確定!とか札が刺さったり、設定キー回して、6だよ!とか、下手したら会員ポイント使って朝から6が打てる!とかあったんですよ。

そう言う告知ができなくなってしまって、設定はお客さんが推測するしかなくなっちゃったのね。だから暗黙の了解的にお店は何かの法則を作ったりして営業している所もあります。当然『当店はこんな法則です!』みたいな告知はできませんから、それをお客さん自身が読み解く必要があります。これが大雑把にというか、マクロ(お店全体)的なクセと言う感じになります。

そう言うのを覚えておくと、今日はこういう条件だからここの島から見よう!と言う優先順位がつけられます。回収日は回収日でメモしておけば、回収日かも?と言う推測もできるようになります。

次にミクロ(島や機種)的なクセも見て行くわけですが、これも僕はアバウトに捉えています。一つの島に良さそうな台は1台なのか?2台以上入るのか?じゃぁ何台なのか?とかそんな感じで。

1島や1機種全台系はやる事があるのか?とか1/2で高設定が入るとかあるのか?等も覚えておくと今後の立ち回りの役に立ちます。

こういう情報をカレンダーやカレンダーアプリにメモしておくと、そのお店の営業形態見えてきたりします。スケジュール帳ではなく、カレンダーが便利なのは、日付と曜日の両方が見やすくなるからです。カレンダーで縦に共通するものがあれば曜日で何かあるな!と思えますよね。

ピンポイントで良い台を当てるのは難しい

核心をつくくらいの何かがあればいいですが、そうでない限りは高設定の台をピンポイントで選び続けるのは不可能です。ですが、高設定の台にありつける確率は上げる事ができます。さらには、いつもならこの機種の中で出てる台があるはずなんだけど、今日は見当たらないな?と言う時に不発の高設定を見抜ける時があります。

過去には12台中6が2台入る!とか言うイベントがあった時に、このお店はカドが弱いから2台削除。さらに前回の6の所には続けて入れない傾向にあるから、さらに2台削って8台。と候補台がけずれて行きます。これだけでも2/12で探すのと、2/8で探すのとでは確率が大きく違いますよね。

まとめ

店のクセを読むためにはデータを蓄積する事。蓄積したデータをいかに客観的に読み解く事ができるか?と言う事。

明日打つ台を選ぶためのデータ取りではなく、もっと長期的に見たデータ取りをする事で、打ちたい機種がある島が熱い時だけ打つと言う事ができるようになるかもしれません。

今まで『お店のクセってなんやねん!』と漠然と思っていた人に、こんな考え方もあるよ!と言うのを今回の内容で参考程度にでもしてもらえたらいいなと思います。