回胴回顧録 デルソル2

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今回の回胴回顧録で取り扱う機種は『デルソル2』。デルソル2と言っても続編と言うわけではなく、型式名がデルソル2。当時アルゼ系で、エレコの開発したパチスロ機。エレコ・・・今で言えばミリオンゴッド神々の凱旋の開発メーカーですね。変則的なスペックなのでそちらの解説もしていこう。

デルソル2はアステカの後継機

デルソル2以前にアステカと言う人気を博した機種があった・・・のだがなぜこの回顧録で取り扱っていないのかと言うと、実は三重県にはアステカの設置が無かったのだ。

何故かと言うと、三重県にパチスロ営業の認可の下りた2000年に、様々な機種の設置認可も公安が下ろすのだが、その許可の中に入っていなかった。だから三重県には設置が無かった。

アステカはアステカ文明をモチーフにした機種で、石盤とか地上絵みたいな感じの世界観だった。それに対し、デルソル2はメキシコとかラテン系をイメージした作品。

BIGボーナスが2種類になった事で、アステカに比べさらに荒波仕様となった。

で・・・実はこの機種自体には言うほどの思い入れは無かったりする。

B-TYPE ツインBB CT機

なんじゃそりゃ?と言う感じのスペック。CT機?5号機なら第二種特別役物?いやいやそもそも5号機の第二種特別役物すら何ぞや?って話になりそうなのでそれはまた今度。

と言うか・・・仕様の説明する?めっちゃ面倒なんだけどwwww

ここの段落長いから、4号機の仕様に興味無い人はその下の段落へ・・・w

まずB-TYPEと言う仕様は回顧録 4号機のタイプで解説してますが、BIGボーナス中のJACインが1回or2回のタイプを示します。もちろんBIGボーナスしか搭載していません。

はい、これでB-TYPEの部分は解説できたかな?

で・・・ツインBBに関してですが、これがアステカとの大きな相違点。

BIGボーナス図柄には白7と青7があり、揃い方でチャレンジBIGとノーマルBIGに分かれた。チャレンジBIGが同色揃いで偉いやつ。異色揃いだとノーマルBIGとなる。

チャレンジBIGだと約400枚、ノーマルBIGだと300枚弱くらい獲得できる。

チャレンジBIGだと15枚役の成立確率が高くて、ノーマルBIGだと9枚役の成立確率が高い為この枚数の差が出る。

はいこれでツインBBの解説ができました。

最後にCT機って言う部分・・・これが凄いのよ。

CT・・・チャレンジタイムの突入条件はBIG成立時の50%なんだけど、この50%ってチャレンジBIGとノーマルBIGの振り分けで、同色チャレンジBIGを引ければほぼ間違いなく入る。

BIGが終了するとリール下のテキーラおじさんが酔っ払って赤く光り、デケデケデケデケデケデケデケデケ♪と軽快な音楽が流れ始める。

CTの概要だけ簡単に説明すると、デルソル2(というかアルゼ系)のCTは150Gの消化or純増201枚以上orBIG成立になるまで消化できる区間の事。

その150G間は無制御リールとなります。

さぁ5号機にはなじみの無い機能が出てきたぞw

150G消化したら終了と、BIGボーナス成立で終了はわかるとして・・・純増201枚と無制御リールって?

はい、この機種のCTと言う状態の間は、第2第3停止が無制御リールとなります。簡単に言うと、リプレイ成立時以外は100%ビタ停止します。第1リールも特殊な制御にはなります。

左リールを第1停止で止めることで毎ゲーム15枚役が揃います。

でも15枚役を揃え続けると純増201枚を超えて150G消化する前に終了してしまいます。

それじゃ困るので、純増がオーバーしそうになるとランプと音楽と演出リールでお知らせしてくれるので、15枚役を取らないように消化して、純増を減らします。

取りこぼす事で純増状態を維持して、また15枚とってを繰り返すのです。

僕がやってたやり方だと、2枚役を1度獲得し、15枚役を16回獲得すると、純増191枚になります。これで15枚役を獲得してしまうとパンクしてしまうので、1回小役を取りこぼすと純増188枚になります。この状態15枚役を獲得するとピッタリ純増200枚になります。

そこからは3枚役があるので、毎ゲーム3枚役をビタ押しで揃え続けると純増200枚を維持し続ける事ができます。

あとは150G目に15枚役を獲得すればMAXで完走する事ができます。

今考えたらCTってめっちゃ面倒だなw

CTの間にBIGが成立するとCTは終わっちゃうんだけど、もしそれが同色BIGだった場合はまたCTに入ります。

と言う事はですよ・・・BIG400枚とCT200枚がループするんですよ!ヤバくないですか?

CTを知らない葉月さん

当然ながら葉月さんもそんな仕様を知りませんでした。

出目もリーチ目はしっかりあるのですが、大花火やサンダーVのようにハッキリとした出目も出にくかったりしました。

演出任せに打って、演出リールに7って出たり、告知ランプが光ったりして察知・・・ド素人丸出しです。

そんな葉月さんがCTに入ったりしたらどうなるか・・・

純増オーバーで即パンクwwww

勝てるわけが無いorz

時代は2000年。今みたいにちょっとスマホで調べて・・・って言う時代じゃないんですよ。小冊子もあったけど、そんなに親切に書いてあるわけがないw

食事休憩をとってコンビニに走り、大急ぎで雑誌を漁りデルソル2の事を調べる。

なるほど!!!わからん!!!!!(笑)

それでもなんとなく獲得枚数を増やし過ぎちゃいけないと言う事だけわかったので、その後は素人感を払拭できないままながら、なんとかラテンの陽気なリズムで打つ事ができた。

帰宅してから雑誌とインターネットできちんと打ち方を調べて、ようやくナルホドッ!と納得。

ホント今のスマホで調べればすぐ仕様が出てくるのって凄い時代だわ。

当時はそんなの携帯で調べてたら、パケット代どれだけかかった事かw

そんな苦労したデルソル2なんですが・・・恐らくですよ・・・

高設定に座った事が無い!

葉月さんのパチスロ人生の中で折角勉強したのに、報われなかった台No1!

それがデルソル2!

でもこの勉強はその後、ケルベロスと、ペルセポネと、ハーデスに似た何かを従えた忍者のくっそやかましい機種で役に立つ事になるので完全な無駄になる事は無かった。

そんな冥界の主みたいな忍者の機種はまた今度。

な?葉月さんにとってなんも思い入れもない台やろ?(笑)実際デルソル2の話ほとんどして無いからなw

それでもこの思い入れの無い機種でCTの説明だけしておきたかったんや。

やべぇぞ・・・このブログ史上もっともまとまらん記事になったわ。

と言うわけで、なんかフワフワした状態だがこれにて失礼!

回胴回顧録 タロットマスター

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丁度一年くらい前、タロットエンペラーと言う機種が出ましたが、タロットマスターはそれの元ネタになる機種です。サンダーVと同じく、アルゼ系のメーシーからの販売です。葉月さんのパチスロの歴史の中でも思い入れのある機種の一つですが、色々あって報われなかった機種でもあります。

機種概要

なんと言う素晴らしい色使い!この透き通るような碧がステキ!

何故今回筺体写真があるのか?と言うと・・・実は所有してる実機だから(笑)

今度これで4号機のボーナス実践やってみても面白いかもしれませんね。

機種スペックとしては、筺体の右下にもA-600と書かれていますが、BIGボーナスは最高684枚獲得できる大量獲得機!

大花火が最高711枚獲得できる機種なのでなんとも中途半端・・・ではありますが色々面白い部分と難点が詰まった台です。

とりあえず綺麗だから7図柄も載せておくよ!

うん。もう満足した!

滑れば鬼アツ!ただひたすらに滑りを待つ

通常時はただひたすらに滑りを待つゲームです。

ひたすら毎日打ってたのに、ひたすら滑りだけを待って打ってました。

左リール中段にバーチェリー赤7を目押しして、4コマ滑って上段に青7がチョコンと一個出現した時が鬼アツ。

この時の成立役が、BIGor本(スイカ)or特殊15枚(青7リプリプ)が確定でする。

詳しい確率こそ忘れたが、設定6なら特殊15枚とBIGの確率は1:1くらいだった気がする。本もそこまで成立確率が高く無く、15枚or600枚と言うアツさ。

右下段に青7を目押しして、ピンヒョロロロロロリン♪とテンパイ音が鳴ったらBIG確定!

テンパイした時にめっちゃ派手にテンパイ音が鳴るがプレミアでも何でもない(笑)

テンパイさえさせれば毎回鳴るテンパイ音なのだ。

タロットマスターのこれが全て!これが100%!これさえ知っていればタロットマスターは打てた!無駄に<B☆R>図柄も中二病全開の闇が垣間見えてでカッコいい!

で・・・滑りが鬼アツ!と書いたのですが、反対に言うと滑らない時が寒いんです。

BIG成立時は左リール目いっぱい滑るんです。

だからバーが下段に停止した時点でBIGを完全否定すると言う潔さ!

こういうわかりやすい機種があっても良いよね!

タロマスの好きな所

とにかく滑ればアツイ!成立ボーナスはBIGとわかりやすい!

動画を見ただけで打った事は無いのですが、なんとなくタロットエンペラーで許せないのがこれなんですよね。滑ってREG(青青黒)があると言う。

なんでタロマスの後継機で滑ってREGあるんだよ!って言う。

あとは大花火に比べてリプレイハズシにドキドキしなくていい!なんと赤7付近狙うと6コマの余裕がある!100%ハズせる!それゆえ、獲得枚数が安定する。精神的に楽です!

じゃぁ何が報われなかったのか?

タロマスの報われなかった所

なんと言っても大花火の存在でしょう。

やはり全体的なゲーム性は大花火の方がはるかに上。

その上、大花火の方が獲得枚数も多いし仕方ないですよね。

でも何より頂けなかったのは・・・

上部に付いた4thリールの存在。

レバーオンで動くと小役以上確定なのだが、ほぼ間違いなく小役!

特殊15枚予告のエンペラー出現時だけは10%くらいでハズレた気はするけど、それ以外の演出が発生して小役がハズレた回数って覚えている限りたったの2回!

4thが動いたらアウト!と言う期待感の無さがウケ無かったんだろうな。

さらに4thリールがらみで絶対ウケが悪かったのは・・・

3消灯から発生するフォーチュンリール演出。

タロットエンペラーにも最後にWORLD(だったかな)が止まったらボーナス!って言う演出があると思うんですけど、あれです。

パパパパパ(フラッシュ)フール!パパパパパハ~ミ~ット!パパパッパパパッパパパッエンペラー!パパパパパパパ・・・デース!

この間演出カットできない。しかも割と頻発すると言う。

さすがにこればっかりは僕もうんざりしてました。

パチスロ人生初万枚機種!

そんな大花火の陰でひっそりと息をしてたタロットマスターさんですが・・・

なんと言っても僕がパチスロで初めて万枚を突破した機種なんです。

ハイパーラッシュでデビューしてから、わずか3カ月目の出来ごとでした。

今でも覚えてるその状況。

いつも通うお店で、いつものように座るタロットマスター。

滅多に座らない角台に座り、わずか2kでBIGを引き当てた所からラッシュがスタートする。

それまでも何度か高設定には座った事があるが、この日の出方は全然違った。

とにかくハマらない。気がつけば息をするかのごとく青7が滑ってくる。

当時そのお店はドル箱が貯まると、よく学校の掃除道具入れに入ってた金バケツにメダルを入れるお店でした。

いくつバケツを積んだだろう?

気付くと閉店時には14000枚のメダルを獲得する事に。

メダルを入れた金バケツは、取っ手を持つと重さに耐えられず楕円形に。その時メダルを流してくれた店員さんが女性だったのですが、楕円に変形したらバケツを円形に戻している姿はたくましかったです。

7枚交換のお店(当時三重県は7枚が主流だった)とはいえ、パチスロを打ち始めて3ヶ月、大学生だった僕には1日ですっごいボーナスが手に入ったのでした。

タロットマスターの小ネタ

タロットマスターは青7と赤7で揃えた時のファンファーレと大当たり消化中のBGMが違う。僕は完全に青7でしか揃えない人間でした。

もちろん滑ってきた青7をそのまま揃えてるから青7なんじゃないの?って思われるのですが違います!

赤7のBGMが超やかましいの!壮大なオーケストラ?しかもBIGを消化していくとボリュームが微妙に上がって行くと言う謎の機能付き(笑)

赤7派の人には申し訳ないけど、ほんと赤7でBIGを揃えると言う選択肢は僕には無かったです。

あとは些細な事ですが、重要な要素として、サンダーVのJACゲーム中の音楽のアレンジ版が聞ける!

BIGの揃えた図柄を問わず、3回目のJACインするまでに485枚以上獲得してジャックインさせると、BGMが変化する。JAC終了時に600枚以上の条件を満たしていればいい。

このアレンジ版はタロットマスターじゃないと聞けない音楽なのです。

まとめ

大半のお客さんは大花火を打ちに走る為、タロマスを打つ僕は過疎化した島で孤独に打ってました。ですが、大花火は当時32台設置されており、タロマスが8台の設置。その中にしっかり高設定が使われていたので、大花火から見つけ出すより簡単だったんです。

それも大花火なら設定5あるかどうか・・・ほとんど設定1と言う中で、タロマスには6が使われる事も多々あったのです。

その当時は高設定札で高設定告知もしてましたし、札台に関しては営業時間中に設定確認もOKだったので、実際に設定5!とか設定6!という数字も確認しました。

サンダーVで出会ったメーシーと言うメーカー。ひとまずタロットマスターでお世話になり、その後また色々御縁のあるメーカーとなっていきます。

実際もう少し書きたい事もあるけど、長くなってきたのでこの辺で!

次回は何の機種にしようかな?

回胴回顧録 サンダーV

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5号機でも何度かリメイクされているサンダーV。面白かったけど、HANABIやバーサスに押されて、イマイチ日の目を見る事の無かった?サンダーVリボルト。そんなちょっと報われない5号機版。しかし、4号機のサンダーVは色んな意味で衝撃的だった。まさに電撃の走る衝撃を受けた。

筺体がとにかくカッコイイ!

メタリックなボディで、下パネルに大きく書かれたTHUNDERの文字。その上に小さく書かれたTHUNDER EXPROSION TYPEAの文字。それだけでカッコイイ!

メーカーはメーシーで僕が打っていた時期(2000年)だとアルゼ系の子会社。

それまでに僕が打ったパチスロに比べ、液晶や4つ目のリールもなく、色使いもシックでレトロ。THE PACHISLOTと言うにふさわしい筺体。この筺体デザインからサンダーの世界に引き込まれていった。

後々このメーシーと言うメーカーの台にはとてもお世話になる事になる。

3連図柄の元祖

HANABIやバーサスでもおなじみ3連図柄。その元祖がサンダーVの左リールに描かれた三連V図柄。

既に大花火を打った後だったので、それほどのインパクトは無かったが、それまでのパチスロでは無かった配列なので、他社やプレイヤーに与えたインパクトは凄かったであろう事が容易に想像できる。

もちろん止まれば1確。

何がリーチ目なのかはよく分からなくても、なんとなく『あれ?これ入ってるぞ!』って思った時に1枚掛けで3連Vを止めるのは最高に気持ち良かった。

左リールいっぱいに広がるV図柄。いかにもVictory!って感じで嬉しくなっちゃう。

中リールでVを蹴られてREG確したりするんですけどね(笑)

まぁそれもご愛敬!

大花火のコミカルな3連図柄とはまた違う、いかにもパチスロらしい図柄の3連と言うだけで、重厚感があったのです。

反対にBAR図柄は今と似たようなものながら、大きさが随分控え目な為、REG成立時に目押し出来ない人も結構いました。

予告音は耳で聞くんじゃない!手で感じるんだ!

意味わかる?

通常音と予告音の違いは、サンダーVリボルト打ったことのある人ならわかると思うの。

レバーを叩いた時に、トゥイッ♪ってのが通常音で、ドゥルリドゥルリドゥルリ♪ってのが予告音。

これがね・・・音が小さすぎてお店の中で聞こえないの(笑)

普通に打ってると通常音なのか、予告音なのかも良くわからないと言う。

それを判別する為にね、音の振動を手で感じてたんですよ。

下皿の所にスピーカーが2つついてて、そこに手を当てる。レバーを叩いて振動が短かったら通常音、振動が長かったら予告音って。ウソみたいに思うでしょ?マジでやってたからね(笑)

さすがにこれは小さすぎだけど、やっぱその辺にワビサビってあると思うのよ。今の爆音マシンとかさ、そんな音量で煽るんじゃなくて、演出や制御で煽ってみろよって。

サミー系の台で音量上げるヤツはギルテ・・・・いや何でもない。

最初はリーチ目なんかわからなくて、予告音が2連続で鳴るだけでドキドキしてました。

消灯とフラッシュ

今は予告音と消灯とフラッシュの関係は理解してるし、それでアツくなれるけど、当時は何の事かよくわからなかった。

お店にはパネルで、♪+■■■=スイカ?みたいに書いてありましたが、最初は理解できませんでした。

覚えて行くと、W字でフラッシュしたら、スイカ取りこぼしたかなぁ?とか考えながら打ってました。もちろん取りこぼしまくりながら・・・後々打ち方とともに理解していく事になる。

消灯したり、フラッシュしたり、正にサンダー(雷)をしっかり連想させてくれる演出は凄かったです。コンセプトがしっかりしてるって重要な事ですね。

打ち方がわからない!

見た目も、演出も、大当りの音楽も全てがカッコいい!なのにだ・・・打ち方がわからない!

それまでに打った機種は、この時にスイカを狙えば良いよ!ってのを演出で教えてくれていた。サンダーにはそれが無い。予告音があろうが無かろうがスイカは成立するし、ほぼ左リールにはスイカが出現して、頑張って目押しはするけど揃う事はあまり無い。

この時点で僕はサンダーのスイカを直視できていました。

滑らせれば良いんじゃないか?とか色々試行錯誤するも、どうも左リールの制御がおかしいぞ?と言う事に気付き始める。

チェリーの付いたV図柄(単V)を上段に押して、スイカの取りこぼしフラッシュが出る。

4号機のサンダーVは、単V上のチェリーをまたいだ先にもスイカがあったのだ。

だからスイカ成立時は、確実に4コマ引き込むならV上段に押してもスイカを引き込むはず・・・枠上に押したらその下のスイカが止まるはず・・・この時点でこぼすっておかしい。

ここで初めて『パチスロって確実に4コマ引き込むわけじゃない!』ってのを勉強しました。この気付きが、今の僕の『制御を探す』って言う探究心に結び付いたのです。

その結果、サンダーVで出会ってしまうのです、あの出目に!

予告音+滑り単V上段停止+消灯

5号機でもしっかり継承されているアツイパターン。

打ち始めて何日目かわからないけど、どうやら単Vを枠上くらいに押すとスイカがわかりやすいぞ!って言う事に気付く。さらには予告音発生時はV上段から消灯すると当たる事が多い!って事を漠然とながら感じ取る。

予告音を手で感じるだけでなく、サンダーVを心で感じ取れた瞬間、楽しさがそれまでの比じゃなくなった。

このパターンはハズレでも出るんだけど、ベルが揃わないだけで鬼アツイやん!

なんやこれ・・・単V狙いがやめられん!

人によって赤7狙いと単V狙いでわかれるのですが、断然単V派に属する事になりました。

対角VテンパイがリプレイorBIGである事を知り、よっしゃ!予告音付きで対角V!予告音発生の時点でリプレイは無いからBIG確定や!と、パチスロマンガの登場人物張りにテンションあがってました。

お気に入りのリーチ目なんかもそれまで無かったのに、単V上段から、中リールに下にチェリーの付いた赤7を上段に止めて2確!さらには右リール下段にVを止めてBIG確定!と言うステップアップ式の出目がお気に入りに。

本当にベタだけど今でもこれが大好きです。

BIGの消化を覚える

最初はBIGボーナスの消化も全く理解できなかった。

それでも予告音単V上段消灯を知る頃には、リプレイハズシも覚えたし、大当り中のハズレ確率とベル確率に設定差があると言う事も知り、一生懸命BIGボーナスを消化していました。

リプレイハズシは逆押しして、リプレイがテンパイしたらテンパイラインに特定のベルをビタ!リプレイ成立時は3停止するとVフラッシュしていたので、ハズシが決まった時のVフラッシュは嬉しかったです。反対にフラッシュしなかった時はただのハズレででした。

最高のBGM

やはり何よりテンションが上がったのは、BIGボーナス中のBGMでした。赤7をVで揃えた図柄によって変わるBGM。もちろんメダルの獲得のためと言うのが大きな理由であるが、早く次のBGMを聞きたい!という気持ちで打っていました。

まとめ

サンダーVと言う機種に出会っていなければ、僕は間違いなく今の制御マニア的な方向には行きつかなかったと思う。

ビタ停止やスベリ、リーチ目、スイカを引きこまない意地わる制御、覚えて行くほど楽しいサンダーV。

5号機でサンダーVSP、ダイナミックサンダーV、サンダーVリボルトとリメイクされながらもウケにくいのはやはりスイカが難点なんだろうか?VSPはちょっとサンダーとは違うな?と言う感じですが、リボルトは凄くよく出来てたと思う。けどスイカなんだろうな。

でもそれがサンダーVだし、それを上手に打ちやすい方法を見つけて行くのが楽しかったんだけどなぁ。サンダーVリボルト(左第一厳守!)もかなり好きなので何だか残念です。

それでも僕はまたサンダーVのリメイクを作ってほしいと願っています。

ユニバーサルエンターテイメントさん、サンダーVリボルト、僕は大好きですよ!

回胴回顧録 大花火(通常時編)

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前回は大花火のボーナス、というかBIGについて書いた回胴回顧録 大花火(ボーナス編)でした。今回は通常時ってどうだったのか?と言う事を思い出しながら書いていきます。もうさすがに20年近く前の事なので、記憶があやふやな部分もありますが、温かい目でよろしくお願いします。

通常時は面白いの?

どんな機種でもそうですが、当たれば面白い。これは当然なんです。だからBIGボーナスでいくら600枚以上獲れるからって、それは当たっているから面白いのです。

じゃぁ大花火の通常時はと言うと・・・

大量獲得機ですからね・・・通常時は・・・面白いんです!

演出面から見てみよう

今の台ほど、演出パターンは多くありません。

演出の分岐はまず2つ・・・レバーを叩いた時に・・・

  • 始動音がテロレロンって鳴る(通常始動音)
  • 始動音がテロ~ンって鳴る(予告音)
  • 始動音がテロレ~ロンって鳴る(?)

あれ?謎の3つ目が出現した(笑)

それぞれの始動音についてですが、今のHANABIを打ってると、RT中にBIGを引くと2連目は大花火のBGMになりますよね。その時に通常始動音がテロレロン♪になります。

ジャックイン(移行リプレイ成立)時に、逆押しか順押しのナビが出て、その時の始動音がテロ~ン♪です。

余談ですが、この2連目に大花火の音楽になるってよく出来てません?RT中にBIG連荘した時だけ鳴る音楽・・・って事は600枚獲得してる状態なんですね!大花火をそいう言う所で音楽とともに再現って、5号機HANABIもシャレてますね!

話は戻しまして・・・通常始動音は山(スイカ)を除くハズレとボーナスを含む全役対応。チェリーさえ狙ってれば取りこぼしは無いですし、不意にリーチ目が出たりします。

予告音が鳴った時がチャンス!ハズレを含む全役対応で、レバーオンから第三停止までのいずれかで筺体上部の4thリール(鉢巻きリール)が回転します。もちろんボーナス期待度も上がります。

アツいのはレバーオンで回りはじめた時と、第三停止で回りはじめた時。

この辺は今のパチスロとも共通ですね。演出の発生は極端に早いか、極端に遅い方がアツいって言う。

その4thリールの演出も30パターンくらいしか無いの。

4thリールには、赤ドン、青ドン、一尺玉、三尺玉、ハズレ、大当りの6種類が描かれている。それが右に回るか、左に回るか、始動はレバーから第3停止までのどれか、どう動くか、最終的にどこに止まるか。これだけしか無いんだから。

今の液晶なんて凄い演出パターン持ってるじゃん。大花火はたったの30パターン程度。

でもそれがとんでもなく凄いバランスで構成されていて、レバーオンの1打1打に凄く期待が持てるの。

回胴回顧録 大花火(ボーナス編)でも書いた通りで、設定1の機械割が100%オーバーで、設定6ともなると140%オーバー。だから日本全国に設置されている大花火のほとんどが設定1なわけ。BIG確率が1/431、REG確率が1/655。合成確率1/260。

この低確率を飽きさせない作り込みがなされていたのが、大花火の演出の凄い所。

とにかくテロ~ンと鳴っただけで期待する。

それしか演出が無いからこそ、期待する。

予告音発生時にアツく打つ!

僕が好きなアツイ瞬間は・・・

予告音が鳴る、4th始動せず。左リールに以下の図柄をビタ押しする。

この時停止してほしい出目は一つだけ。

バリナ!(画像は今度実物写真に変えるかもしれません)

偉そうな出目でしょ?なんと!ハズレで止まるんです(笑)

でももう一つあって・・・七を中段にビタで押すと、ボーナス成立時にはバリナが停止します。1コマ滑りでリプレイが成立だったらBIG成立後です。

この時点で4thが動いても一尺玉以外ならボーナス確定!動かずなら第2停止がドッキドキ!

この出目でトイレに行って・・・自販機でジュース買って・・・戻ってきてどんな目と4thで止まってるかが楽しみでした。こういう感じで、自動停止で楽しむ出目をトイレ目と言う表現がされていました。

予告音+第1停止で4th動かずの時点で小役以上の可能性が高いので、必然的にボーナス期待度の高い瞬間がそこに詰まっているのです。もちろんハズレもある。

それでも、もう目の前に600枚が来てるんですよ!

2停止3停止でリーチ目が出るか!出なくても4thリールでハズレを蹴ってくれれば!

いろんな期待を込めて、自動停止で楽しんだり、気合でリーチ目出ろ!と止めたり。

このバリナには色んな思いが詰まってたんです。

そうそう、5号機での注意ですが、ジャグラーなんかで、から回しして席を立つ方いますが、オススメしません。5号機は4号機と違い、自動停止する機種では、自動停止時に何かが成立してても、小役もボーナスも揃いません。チェリーもブドウも成立してても自動停止だと取りこぼします。

ジャグラーをから回しで席を立つ場合は、左枠内にチェリーが止まった状態か、枠内にチェリーを狙って、左下段にBARが止まった状態なら小役非成立なのでOKです。どちらもボーナスに期待できる出目なので、自動停止後GOGOランプついてたらラッキーです。全リールから回しは、小役成立してても100%取りこぼすのでもったいないです!

一般的なDDT(小役獲得打法)

普通はバリナのバーを中下段くらいに押して、確実にチェリーと山をフォローしつつ打つのが一般的なDDTでした。

当時も斜め山はアツく、出目と演出で斜め山確定の状態になると、心から「はずれろ~!はずれろ~!」と願いながら止めていました。

予告音アリ、バー下段、以下の出目で4thが動いてなければ山orボーナス!

確か斜め山が揃う可能性は山成立時の1/32・・・約1/2800だったと思います。もしかしたら1/16だったかもしれない。記憶不確か・・・

どっちにしてもアツイ瞬間がここにもあるんです!

設定1の合成1/260を吹き飛ばす出目と演出と期待感がいっぱい詰まっていた。それが大花火だったのです。

謎の始動音テロレ~ロン

これ・・・間延びって言います。

発生した時点で・・・BIGorチェリーと言う凄い予告音なんです!

BIG成立時の約1/8くらいで発生、チェリー成立時の1/70くらいで発生。

設定1だと仮定すると、BIGの発生率約1/3000、チェリーの発生率約1/4300。

設定1でも期待度60%弱、600枚or4枚の大勝負がかかっている間延び。

当然4号機に重複フラグなんてありませんから、チェリーが出た時点でアウト!

この時ばかりはチェリーをこぼしても良い!と決めて、七上段テンパイ見たさに、左リール上段に七を押したりしてました。

上段にビタ停止したらBIG確定!上段七テンパイを拝みにかかります。

反対にバリナが停止するとチェリーの取りこぼしでした。

ただ、この間延び、わからない人には一生わからないそうです。

わかる人には2台となりの間延びでもわかったりします。

僕はどちらかと言うと、2台となりの間延びもわかっちゃう方でした。

今のHANABIの遅れもわからない人は本当にわからないらしいですから、音の発生のさせ方とか、上手に出来てるんだなぁって感心します。

とにかく色んな所に600枚チャンスがあったので打ち手は飽きてこなかったのです。

まとめ

決して今回の記事で大花火の良さを伝えられたとは思っていません。

しかし、演出作りの基礎と、打ち手が楽しめる要素がしっかり盛り込まれているのは確かです。ただ大量獲得だから、と言うだけではなく、通常時もBIG中も面白い要素が多数ある。これって凄いことだと思います。

今は液晶を用いることで多種多様な演出を持つ事ができるようになりました。その分、作り込みが甘いと、演出の楽しみが分散し、イマイチパッとしない台になってしまうのではないでしょうか?

パチスロなんてものは、どの台でもメダルを投入し、レバーを叩いて、リールを止める。この作業の中で成り立っています。そう考えると、大花火にしても、サンダーVにしても、バーサスでも、1停止毎に消灯の有無や、ボーナス期待度の高い出目で打ち手をドキドキさせてくれるのは、パチスロの本題なんじゃないでしょうか。

当時のアルゼ系機種が確固たる地位を確立したのもうなずけますし、今のアクロスAプロジェクトがウケたのも納得できます。

今回は大花火と言う古い機種を題材にしましたが、面白い、人気が出るにはきちんと意味があったんだと再認識させられました。

一応実機は所有してるので、今度動画で配信でも出来たら面白いですね。

では、この辺で回胴回顧録 大花火回のまとめとさせていただきます。

回胴回顧録 大花火(ボーナス編)

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僕ごときが語るまでもない。それくらいインパクトもあり、末長くお付き合いした機種。リーチ目もさることながら、演出用の4thリールである『鉢巻きリール』は、今の液晶機種には無いアツさを演出。当たれば600枚!MAX711枚!と言うBIGボーナス。そんな大花火(アルゼ)について書いていこう。

BIGが当たればMAX711枚!

大花火で何が一番わかりやすいかと言ったらコレだろう。

BIGが当たれば平均獲得枚数600枚、MAX711枚と言う獲得メダル。

4号機のBIGボーナスの仕様は回顧録 4号機のタイプで説明しているのでそちらを読んでほしい。

BIGボーナス中の小役ゲームは、ほぼ15枚役かJACインが成立する。

5号機しか打った事無い人には、ピンと来ないかもしれないので、5号機流に説明するなら、エヴァでBIGボーナスを消化中に、REGが3回おまけで付いてくると思ってくれればいい。

そんな夢のような台が存在したのだ。

もちろんREGはREGで別に存在する。その分、ボーナス当選時にREGだった時のガッカリ感はハンパ無い(笑)

MAX711枚の計算方法は・・・4号機はボーナスを揃えた時にも払い出しがあるので、それが15枚。小役ゲームの27Gで15枚役獲得するので純増(15枚-3枚)×27G=324枚。JACインが3回あり、それも15枚払いだすので純増(15枚-3枚)×3G=36枚。JACゲーム(REG)3回消化で純増(15枚-1枚)×8G×3セット=336枚。

15枚+324枚+36枚+336枚=711枚となる。

通常は小役ゲームをフルに30G消化する事は稀で、24G程消化となるので、ここから72枚程少ない639枚くらい取れたりする。

ドッキドキのリプレイハズシ

5号機のHANABIやバーサスでも、チャレンジ中にBARを上段に押してリプレイハズシと言う作業を行う。5号機の場合は厳密には風鈴(ベル)リプリプの特殊リプレイが揃っているんだけどね。

ミスってハナビゲームに移行して『あぁ~』ってなる事もあるけど、これで損する枚数は10枚とか15枚程度の話だと思う。

大花火の場合はなんと・・・300枚くらい損してしまう事も!(笑・・・えない)

バービタハズシと言う言葉を聞いた事があるだろうか?

小役ゲーム中に約1/6で成立するJACインフラグ。それが成立すると、筺体上部の4thが右回りして青ドン表示される。とりあえず右と中を適当に止めると、中段にリプレイ図柄である扇子が中段にテンパイする。残る左リールの中段にバー図柄である<HANABI>をビタッ!

成功すれば左中段にバー図柄が停止し、バーリプリプの形でハズシ(リプレイの取りこぼし)成功!1コマ早いとバー下のリプレイが。1コマ遅いとその上のリプレイが降ってくる。

3回JACインさせるとBIGボーナスは終わってしまう・・・と言う事は・・・この1/7をBIG開始直後に3連続で引いたら・・・そしてハズシをミスったら・・・387枚で終わってしまうのだ。マジで300枚損するシステムです。

じゃぁビタできないと打てないじゃん?って思うかもしれないが、その辺は安心の初心者ハズシがあって、3連ドン付近を狙うと75%の確率でハズシをしてくれる機能がある。

厳密にはレバーを叩いてJACイン成立時に既に3連ドンハズシができるか否かが3:1で決まっている。5号機で言えば3/4でドンリプリプ、リプ揃い、バーリプリプが同時成立していると考えて貰えればいい。1/4でリプ揃い、バーリプリプが同時成立していると言う状況。

打ち手にはそれがわからないので、確実にハズシたければバービタ!75%に期待するならドン狙い!いずれもズルッ!と滑ったら吐血する。

通常は3回目のJACインをさせない為にハズシを実行するのだけど、これが怖いから2回目のJACインからハズシていく、保険ハズシなんてしていました。1回失敗しても3回目があるさ!という心の余裕でバービタハズシをする。

いやー凄いよね!『BIGボーナスだけでどれだけゲーム性が詰まっているんだよ!』って言う。

でもBIG確率が重いのでしょう?

いやいや、回胴回顧録 ゲゲゲの鬼太郎赤の時に、4号機のボーナス確率の下限と上限の確率設定の話をしていますが、設定1の下限は1/441・・・当時のアルゼの台の乱数は16384本だったので、16384÷441=37.15と言う事から、大当り乱数は38本無いとNGとなってしまうので、16384÷38=431.157が設定1の下限となる。

今のジャグラーでBIG1回の獲得枚数の2倍以上獲得枚数があるのに、ジャグラーの設定6の大当たり確率の2倍より当たりやすい。凄くない?

ですから、設定6は1/240なんて破格な確率設定なわけ・・・あるんです!

マイジャグラーの設定6のBIG確率で、BIG引いたら600枚オーバー!

それゆえ、設定1でも機械割は100%を超え、設定6に至っては機械割140%オーバーと言う、どんな仕様や・・・普通に打ったらどうやったら負けるのか?と言う台でした。

大花火の設定6で負ける・・・なんてヒキがかなり悪くない限り無い!と言っても良いくらい。

むしろ、+3000枚程度でも「え・・・本当に6だったの?」って言われるくらいに。

僕自身、確実に設定6(設定確認済み)!と言う大花火は2回打ちました。1度は終日稼働で+9800枚。もう一回は夜から大花火の設定が6打てる抽選に当たって4時間程度でまさかの+7000枚。後者に関しては実は裏物だった疑惑もありますが(笑)

それ以外にも知らず知らずに打っていた事もあると思います。

大花火のボーナスだけ語ってもこれだけの内容なのですが、まだ通常時がどんなのか書いていきたいので、それは記事を分ける事にします。

初めての記事分割スタイル!いや、大花火にはそれだけの価値があると僕は思っています!次回の回胴回顧録は『大花火の通常時に関して』です。お楽しみに!

パチスロ回顧録 初めてのパチスロ

回胴回顧録サムネイル

5号機から6号機に移行し、5号機ですら過去のものになりそうな今、パチスロ回顧録と言う事で、僕が過去に打ってきた機種を覚えている限りで書いていこうと思います。今回は僕が初めてパチスロを打つにいたるまでを記事内容としようと思います。

パチスロを打つようになったキッカケ

それは2000年の夏の事でした。それまでパチスロと言うものがゲーセン以外で存在しなかった県、三重県にパチスロ営業の許可が出ました。

全国47都道府県のなかで47番目に許可の下りた県です。

その当時、僕はパチンコは一切打たない、健全な(?)青年でした。

理由は簡単で、パチンコなんてものは胴元が勝つように出来ている。じゃないとお店を営業できるはずが無い!だから、そんなところにお金を使うのは無駄だ!と言う至ってシンプルな考えです。

ただ、お隣の県には当然パチスロがあり、ちょっとだけやってみたい・・・と言う気持ちもあったのですが、どうなったら大当たりなのか、リーチ目(言葉は知ってた)がわからないとか、そもそも何をやって良いのかが全く分からない状況でした。

そんな中、県内にパチスロ営業の許可が下りた。

パチスロに詳しい友人にお願いして、1万円だけ打ってみたい。無くなったらそれでやめるから・・・と言う事で教えて貰いながら打つ事になった。

挑戦する前の日に攻略雑誌を見せられたが、まったくもって理解できなかった(笑)

初めてのパチンコ店

それまでパチンコ店に入ると言う事すら無かった僕が、初めてのパチンコ店への入店。

凄く罪悪感のようなものを感じ、オドオドしながらパチスロの島に向かっていく。

当時はパチスロ営業が始まったばかりと言う事で、どのお店もパチンコ店の隅っこの方にパチスロを導入しているお店が多かった。今でも三重県と言う県は、田舎の方ほどパチンコ営業が主体で、パチスロの占める割合は低かったりする。

そんな中、初めて着席した台・・・それが

ハイパーラッシュ(ヤマサ)

選択した理由は、教えて貰う友人が好きな機種だったからと言うのと、音ゲープレイヤーの僕が退屈しないようにと言う事。

※今回は機種内容ではなく、打つまでのお話とするので、機種に関する記事はまた次回で・・・

初めてサンドに1000円札を投入する・・・

今の人が聞くと信じられないだろうが、当時は2台で1台のサンド(メダル貸出機)を共有していたのだ。パチスロとパチスロの間にサンドがあり、正にサンド(挟まれている)である。

パチスロのみならず、パチンコも同じ仕組みで動いている事が多かった。

1000円札を投入するとカタカタカタ・・・・とメダルが取り出し口に出てくる。それを自分の台の下皿に移してから遊戯をスタートする。

当時サンドで使用できる金種は1000円札のみ。今のように高額紙幣はそのままでは使えないので、両替機が設置してあり、高額紙幣は1000円札に両替して使用していた。

その時、多くの人は、胸ポケットやパチスロ筺体のコイン投入口の後ろに折り曲げた1000円札の束を挿して遊戯していた。ジュースホルダーなどが据え付けられている場合はその中に入れている人もいた。

今のように1台につき1台の貸出機があるわけではないので、どちらかのお隣さんとサンドを共有する形になる。当然お隣さんと、メダルや玉を借りるタイミングが被ることがあるが、それは譲り合いの精神が当たり前だったのだ。

余談だが、もっと古い世代になるとサンドではなく、カウンターでメダルをいくら分と言って借りていたようだ。その時にメダルが銀行で出てくる硬貨のように紙で棒状に巻かれていて、何本・・・という単位で借りていたらしい。それが今の1000円=1本と言う表現に繋がっている。が、僕自身はそんな時代は知らないです(笑)

打つまでに得た様々な感情

実際に自分が着席して遊戯を始めるわけだが、ふと気付く・・・パチスロのお客さん少なっ!

当然と言えば当然だ・・・今までパチスロが無かった世界にパチスロが入ってきたからと言って、お客さんで埋まる事は無かった。理由は簡単で、その時の僕と同じで、打ち方やルール等が全く分からない人ばかりだったから。

また、田舎の方と言う事で、お年を召された方も多く、パチスロよりも慣れ親しんだパチンコプレイヤーの方が断然多かったから。

なので、割とガラガラに近いパチスロの島で実践する事になった。

サンドにカタカタ・・・・と落ちたメダル。

それを取り出し、下皿に移す。

何か当たればいいな・・・という期待感。

1万円無くなるんだろうな~と言う打つ前からの期待しない感(笑)

何だか悪いことしてるな~と言う罪悪感。

パチンコすら打ったことの無かった僕にとっては、コインを投入するまでに様々な感情がめぐっていた。

記念すべき1回転目~パチスロ怖ぇぇぇぇ!!!

いざメダルを投入し、レバーをオン!クルクル回るリール。

とりあえずチェリーを狙うように友人に指示される。

なんとかチェリーを押せそうだ・・・多分・・・と言う事で第一停止させる。

押している場所は悪くない。

「そこが止まったら後は適当に押せばいいよ!」

と言うわけで2停止3停止をポンポンと止める。

盤面には・・・何も揃って無い。

「それで1ゲームね!」

・・・これで1ゲーム・・・1ゲームって・・・このわずか数秒の間にメダル3枚。60円が消えた!マジか、パチスロ。パチスロ怖ぇぇぇぇ!!!

今のように5スロや1パチなんぞと言う低貸しなんて無かったから仕方が無い。

そんなこんなで、僕の初めてのパチスロ実践がはじまった。

次回のパチスロ回顧録では、この時の実践の内容を覚えている限りで書いていこうと思う。

回顧録 4号機のタイプ

回胴回顧録サムネイル

タイプは大きく3タイプ

今でもATやART、Aタイプ(ノーマルタイプ)なんか呼ばれるように、当時もいくつかのタイプがありました。

大きくはAタイプ、Bタイプ、Cタイプの3種かな。

それぞれに図柄の決まりや、ボーナス確率の違い等、細かい仕様はありますが、今回はそこには触れません。簡単にですが今回は各タイプの仕様を書いていきます。

Aタイプ

今でも言葉としては残るAタイプ。

仕様としては、BIGボーナスの終了条件が、小役ゲーム最大30回の消化か、JACゲーム3回で終了。

この時点でどういう事?って話になりますね。

BIGボーナスがはじまると、最大30Gの小役確率の上がった状態のゲームがスタートします。その間にJACゲーム(レギュラーボーナスだと思って下さい)に3回突入し、終了したらBIGボーナスが終了します。

たまにJACゲームに3回突入しないまま、最大30回の小役ゲームが終了してしまう事があります。これがパンクです。

と言う事は、小役ゲーム30回を使い切ると同時に3回目のJACゲームが来ると一番お得だと言う事がわかるかと思います。

5号機のハナビやバーサスで言えば、ハナビチャレンジの20Gピッタリでハナビゲームに移行した方がお得と言うのと似たものです。

その為に当時行われていたのがリプレイハズシです。

JACゲーム(レギュラー)なのにリプレイハズシ?って思う人もいるかもしれません。

実はBIGボーナス中、JACゲームのスタート契機がリプレイ揃いである機種が大半でした。なので3回目のリプレイ揃いを避けるために、変則押ししたりして入賞を避けていたのです。その名残が今のハナビやバーサスのチャレンジ中に受け継がれているのです。

ほとんどの機種では、JACゲーム3回で330枚ほどと、小役ゲーム中の小役で50~90枚くらい獲得できたので、そう言う機種を総じてA-400(えーよんひゃく)と呼んでいました。機種により500枚取れる機種や、600枚、はたまた700枚取れる機種もあったため、A-500、A-600、A-700等と呼ばれました。

今人気のディスクアップもAタイプのAR機(意味はARTと同じ、4号機の頃はARと呼ばれていた)と言われてました。今で言うA+ARTと言う感じですね。

実は爆裂ATの火付け役である獣王もA-400なんですよね。サバンナチャンスと言うAT機能を付けただけで。

とにかくBIGボーナスの仕様でAタイプと言う呼ばれ方をしていたのです。

恐らく30Gピッタリで3回目のJACゲームが来るとお得だよね?って言うのは後々機種ごとの思い出話の時に出てくると思います。

Bタイプ

基準はAタイプがわかれば簡単です。BIGボーナス中の小役ゲームが最大20回で、JACゲームが2回のものです。

正確にはJACゲームが1回でもBタイプです。

なんじゃ?1回とか2回ってAタイプの出玉少ない版か?って思いますが、その分機種の仕様として、ボーナス確率をAタイプより高めに設定出来たのです。

言ってしまえばAタイプがミドルスペックパチンコだとすれば、Bタイプは甘デジやライトミドルタイプ。

もちろんAタイプ同様にリプレイハズシを用いて、小役ゲームを引きのばしつつ、2回目のJACゲームに突入させるのが理想ですね。あ、このJACゲームに突入させる事をJACIN(ジャックイン)と言います。

でも実際Bタイプは甘く動くかと言うと、荒波スペックの台が多かった。その理由がCT(チャレンジタイム)機と言う存在。BIGの平均出玉は少なくするけど、CTと言う機能で出玉を加速させるというもの。

これもまたそう言う機種紹介ができたらそこで記載したいと思う。

5号機のCTとは仕様が全然違うのですよ。

ちなみにもう機種名書いちゃいますけど、ヤマサのナイツと言う機種はJACゲームがなんと1回!オリジナリティあふれたY(YAMASA)タイプと銘打ちましたが、実際属するのはBタイプです。設定6のBIG確率が約1/120で、ハイパーBIGだと400枚取れると言う凄い台でした。

Cタイプ

AタイプにもBタイプにも属さない、Cタイプ。

要するにBIGボーナスが無くて、特殊な状況で出玉を増やすタイプ。

ATや集中と言ったものを利用したタイプ。

今で言うAT機がそれに当たりますね。凱旋とか、転生とかそういうの。

4号機時代も機種名書くとわかりやすいけど、北斗の拳、ビンゴ、そしてミリオンゴッドなんかがそれにあたります。僕自身も北斗の拳には大変お世話になりました。

まとめ

今回は事細かい事を覚えて貰おうと思って書いたものではありません。とにかくBIGボーナス、小役ゲーム、JACゲームと言うものがあったんだなぁ。と思ってもらえればいいです。そこにリプレイハズシと言う技術を用いる事で、15枚、20枚と余分に取っていたんだなと言う事。

5号機になって何枚の払い出しでBIGボーナスが終了するってなった時には本当に衝撃を受けたものです。誰がどう打っても同じ枚数獲得できる仕様なんですからね。小役ゲームを粘って通常より20枚余分に取ろう!なんて発想じゃなくなったんですから。

これらのタイプを元に4号機時代の思い出機種を時々書いていきますのでよろしくお願いします。

今回はその為の基礎知識でした。