同じ店でいつも同じお客さんが勝っているのはサクラなのか?

同じお店でいつも同じお客さんが勝っているのはサクラなのか

今回はAタイプとかの話じゃないです。皆さんの行くお店でも、何か同じ人ばかりいつも出してる気がする。とか、コレはサクラじゃねーのか?とか、何かイカサマしてるんじゃねーのか?とか疑問が出てくる事があるかと思います。こう言った部分に立ち回り面を含めて書いていこうと思います。

自分は中々勝てないのに、同じ人ばかり勝っていく

たしかに目につく事があるかもしれません。

じゃぁそれがイカサマとかサクラなのか?と言うと、その可能性はゼロではないが、恐らく違う事の方が多い。と言うのが僕の見解。

僕自身も、生涯の収支で言えば、パチンコもパチスロもプラス収支であり、もしかしたらですが、場合によっては陰で「あいつサクラだから!」とか言われていた事もあるかもしれません。もちろん面と向かって言われた事はありません。15年くらい前に2ちゃんで1度叩かれた事はありますが(笑)

それはさておき、今後の回胴回顧録シリーズの中で、パチスロやパチンコのどういう事を学んで、どう立ち回って行ったかが出てくると思います。

少なくとも、同じ人が勝って行く・・・と言う事に対して、不信感を抱く人が出てくる気持ちはわかります。しかし、勝ち負けにこだわった立ち回りをしていると、負けるべくして負ける人、勝つべくして勝つ人、と言うのがクッキリ分かれて見えてきます。

以下は、サクラじゃない事を前提にお話しています。本当にサクラだったら、それはサクラだからで説明終わっちゃいますからね。

勝率高めの人と、低めの人の違い

いくら勝率高めでも100%ではないし、低めと言っても0%ではない。

打つ機種にもよりますが、勝率の高い人で70%くらいじゃないでしょうか。低い人で25%くらいじゃないでしょうか。一概に勝率だけで収支を決める事は出来ませんが、勝率50%あればプラス収支になっている可能性は大きいかと思います。

設定推測&看破はホール攻略から始まる!でも書いていますが、勝率の高めの人は、設定の入りそうな島をある程度予測して立ち回っている事が多いです。

低めの人は、『ハナハナは多台数だから高設定があるはず!』とか、『バジリスク絆を打ちたいから打つ』と言う勝手な想定と、自分の打ちたい機種を打つスタイルが多いのではないかと思います。

また、Aタイプを打つにしても、Aタイプ 朝から打つ時の考え方でも書いていますが、チョロ打ちする人が多いです。

先日も推定設定6のグレートキングハナハナを打っていた時も、50回転くらいで当たらないかな?みたいな動き方する人の多い事。

上述した立ち回りを否定してるわけじゃないです。今回は『同じ人が勝って行くんだけど?』って言う疑問の部分なので、もしそう言う人が、そう思っているならば、根本的に立ち回りや台選択が違うから、当然なんですと言う事です。

勝率高めの人と、低めの人の情報量の違い

各台の情報についてや知識についても、もちろんそうなのですが、勝つ事を前提にした場合の正しい立ち回りや台選択の情報量と、ホールに対しての情報量がまったく違います。

ここで勘違いしちゃいけないのが、ホールの情報量って言うのは、ホールから教えて貰うものではなく、自分で察知する力により得たものです。今日は北斗系が甘いだろうとか、ジャグラーの甘い日だろうとか、海シリーズだ!とかGODだ!とかそういう感じの、どこをお店が優遇してるかを察知する能力。

これがホール攻略ですね。経済学とかみたいに言えばマクロ(大きな、広域な)攻略でしょうか。ホールさんによっては毎日設定6をどこかに投入するお店もあれば、数日に1回投入するお店もあります。普段ジャグラーは設定2~設定3で遊んで貰いながら少し回収する調整とか。設定3あればボーナス確率が設定6になる事も多々ある!って僕は言ってますけどね。

じゃぁ本当にその島に高設定を投入すると読んだら、今度は台個体で良い台をつかむ能力が必要になります。

これも経済学みたいな言葉で言えばミクロ(微小な、局所的な)攻略ですね。

ここはある程度成功率を高める努力を行いますが、やはり運の要素も大きくなります。

それでも、全く無い島に特攻するわけじゃないので期待値は高くなるわけです。

少し前にグレートキングハナハナに朝から特攻した時も、その台をピンポイントで当てられたのは、ある程度絞り込みはしていきましたが、偶然の要素が大きいです。それでも無いと判断した時は早めに見限ったり、台移動してると思いますし、少なくとも高設定が投入される島には行きついています。

設定推測について

どうも僕の行くお店では、周囲の人の立ち回りを見ていると、一部の上手な人を除いて、設定推測は行っていないように思います。正確には、ボーナスが早く当たって、連荘するか否かだけ見ている。

だから、ジャグラーでもハナハナでも早く当たって、BB3RB2みたいな感じで5連荘くらいして、150回転くらい回すと、飲まれるのが怖くなり、やめて行く姿を良く見ます。

やめて帰るなら論理的なのですが、やめて他の台に移動って・・・。

その間に設定推測を行い、下3つ濃厚なら移動は考えますが、しっかり判断してるのかな?って。グレキン打ってる時も、ニューキングハナハナの島からレトロサウンドが何度か発生した台が、打ち手が入れ替わり立ち替わり当てて、みんながちょっとずつお持ち帰り。レトロサウンド=高設定確定ではないけど、グラフも良い感じに右肩上がり、BBもRBもついてきてる。僕のグレキンも含め、ハナハナはやっぱ強そうだぞ!と言う考えから、高設定の匂いしか、しないんですけどね。設定4もあれば104%だよ!平均勝率70%だよ!機械割アイジャグの設定5と同等だよ!

そう言う台をしっかり判断して粘るだけで、設定4だとしたら平均勝率70%!実は今までサクラだ!って思った側の人間に一歩近づくわけです。もちろん正しい判断を下す必要があるので、その知識と経験と判断力は問われます。

立ち回りは千差万別

今回は、いつも同じ人ばかり勝って行くけど、おかしくないか?と言う疑問を持っている人に向けて、実はこういう内容もあるんだよ。と言う感じで一部説明させていただきました。

しかし、立ち回りは千差万別で、僕は基本的に負けたくないから勝率を高める立ち回りをしていますが、楽しみ方は人それぞれです。

僕の楽しみは、自分が想定した結果にちゃんと行きつくかどうか。仮に、設定1に座ってしまったとしても、どこかできちんと設定1だと判断してヤメられるかどうか。

ハマったとしても設定6だった時に出来るだけ高設定だ!と読める洞察力を持てるか。

パチンコでこのメンテナンス状態なら何回転くらいしそうだぞ?等と言う所が楽しいんです。

その楽しみの向く先が、液晶演出だったり、海なら魚群だったり、フリーズを引いたりと言う所に向くだけの違い。でもそう言う人とは根本の立ち回り、台の選択基準が違うわけですから、勝率高めの人を見ても、サクラだとか、イカサマだとかと言う認識にならなくて良いと思います。

まとめ

何度も書いていますが、立ち回り、台選択、楽しみは人それぞれです。

何をやったらいい、何をやったらダメと言う決まりは一切ございません。

使うのは自分のお金であり、その対価として、金額分しっかり楽しめるかどうかが最も重要なのです。

その中には、勝つ(負けない)と言う事に楽しみを見いだす変な人もいるんです。

そこにちょっとした勝率の差が生まれ、その差の分だけ、いつも勝っているように見える・・・正確には負けが目立たない人がいる。

それが稀に『アイツはサクラだ!』みたいな話になっちゃう事もあるんですね。

サクラとかどうとかは無関係ですが、ホントお金は大事なんで、勝つ時は大きく勝った方が良いですが、負けても娯楽で楽しめる、生活に支障をきたさない範囲で、パチンコスロットライフを送って頂ければと思います。

子供を放置したり、借金してまでのパチンコとスロットはダメ!絶対!です!!!!

パチスロにおける設定推測と設定判別の違いを理解する

ハナビサムネイル

パチスロを打つと、ほぼ必ず設定と言うものがついて回り、そのブラックボックスを解き明かしながら打つ事も楽しみの一つである。その設定を解き明かすために、推測要素とか、看破判別(看破)と言うものが存在する。今回はその両者の違いを考えて理解してみようと思う。

一応、ほぼ必ず…とほぼを付けた理由は、ハイパーリノと言う設定が1つしか存在しない機種もあるためです。

設定推測とは?

一般的に行われるものが設定推測です。

設定1だとこの確率で、設定6だとこの確率で、と言うように、雑誌やインターネット上で解析情報が出てきます。もちろんボーナス確率の違いも推測要素の一つです。

小役カウンターで小役を数えてみたり、高設定示唆演出の出現率を見たりと言うのが良く行われる設定推測では無いでしょうか?

あくまでも、この台は高設定ぽいぞ!とか、設定6っぽいぞ!とか、断定するものではなく、推測の域を脱しないものを設定推測や設定推測要素と僕は位置づけています。

アイムジャグラーでREGがたくさん引けるから高設定っぽい!とか、ブドウが揃わないから設定5かも?とか言う感じですね。

結局たまたま低設定でREGをたくさん引いただけかもしれないし、設定6でブドウを引けなかっただけかもしれない。

設定推測を行い、この台の設定は設定6です!と答えて、正解にも不正解になりうる状況までだと思います。

設定判別(看破)とは?

設定推測は違い、設定を断定できる状況を設定判別(看破)だと僕は位置づけています。

設定5or設定6確定演出が発生した!という状況でも設定5or設定6まで判別したと言えると思います。この場合、設定5か設定6です!と答えて不正解になり得ない状況ですね。

これだけで終わってしまうと面白くないので、回顧録ではありませんが、4号機時代の話も交えてお話していきましょう。

設定示唆や確定演出が出たのは5号機から!(多分)

僕が初めて設定判別演出を体験したのは、5号機初期の青ドンだった。

新装初日の青ドンで、その台の台高設定である設定Hをツモ。その際、BIG中に3連ドン花火演出が発生し、ほぼ設定Hが確定した。設定1or設定4では発生せず、設定6でも薄い確率で発生した。(青ドンの設定は設定1、4、6、Hの4段階)

ただし、その解析値は後日知った情報で、新装初日はその情報が無く、きっとこれアツイに決まってる!と言う感じでした。その後、設定Hを打つ機会はなく、あったとしても気付かず、初日に見て以来見る事はありませんでした。

恐らくこのような示唆演出が作られるようになったのは、4号機時代より判別要素や推測要素が少なくなったことや、札による高設定告知が出来なくなったこと、5号機は出ない!というイメージから、プレイヤー離れを危惧する状況からだったのではないでしょうか?

4号機A400時代は設定判別の時代

A400時代、すなわち一番通常のAタイプ時代こそ、上手な人が設定判別しながら打っていた時代。

実は今のHANABIなんかの小役確率差って言うのは、この時代の小役高確率状態、低確率状態を再現したものだと思っている。

今は各設定毎に小役確率が決まっているが、当時は小役が揃いやすい状態と、そうでない状態の2種類の確率が用意されていた。

これを利用して、設定変更判別や、設定判別を行っていたのだ。

まず、台の中には小役カウンターが搭載されている。この小役カウンターは、小役を数えるものではなく、小役を高確率にするか、低確率にするかの数値を管理をしているもの。

この数値を増減させて、0以下なら小役高確率に、1以上なら小役低確率にさせていた。

設定変更時とBIG終了時は、このカウンター0に設定される。

各設定毎に減少させる数値が設定されていて、それを減算値と呼んでいた。

3枚投入し、1G回すと、メダルの枚数×減算値がそのカウンターからマイナスされる。カウンターがマイナス域にいれば、小役高確率状態で小役抽選される。

反対に小役が揃うと、払い出した枚数×256(加算値といい、これは固定で256)カウンターにプラスされる。カウンターがプラス域ならば、小役低確率状態で小役抽選される。

なんとなく想像できると思うけど、高設定程減算値が大きく、早くカウンターがマイナスになりやすいから、高設定程小役が揃いやすくなるというもの。

この減算値が低設定なら減算値97で高設定なら減算値100とか設定されているので、減算値100を想定してカウンターの数値を把握し、今なら高確率状態のはずだから、小役が揃いやすいはず!と言うのを繰り返して、想定と一致すれば設定5以上は判別できた!と言う感じになる。

表にすると以下のようになる。(減算値100と97の例)

ゲーム数減算値100減算値97小役
000
1-300-291ハズレ
2-600-5827枚役
+1192+1210
3+892+919ハズレ
4+592+628ハズレ
5+292+337ハズレ
6-8+46

6G目にカウンタープラスとマイナスでわかれましたね。

この時、もし小役が成立したら、小役高確率状態の可能性が高く、高設定に期待できます。この重要なゲームを判別ゲームとか、判別プレイと言いました。これをしばらく繰り返して検証していく事で、より差が広がって行き、確実な物となっていったのです。

今のHANABIのように差があるようで無いものと違い、当時のHANABIは低確率だと風鈴が1/70くらいで高確率だと1/7くらいだったので、差が明らかでした。

ちなみにこのカウンターのおかげで、小役を取りこぼしても、揃いやすくなる状態が近づくだけ(払い出しが無いから加算されない)なので、目押しが苦手な人にもやさしい機能だったんですよ。今の機種は取りこぼしたらその時点で損ですからね。

これが減算値判別と言うれっきとした知識と技術でした。

そして、「うわぁ!設定5判別クリアしたのに当たらねぇ!」と言いながら負けたりするのは、今と同じです(笑)

でも当時は設定5以上などを確信できたわけですから、疑心暗鬼で打つわけじゃないので納得だったのです。高設定で負けるのは仕方ない!みたいな。それを繰り返すしか勝つ方法が無いので。

不二子2と言う機種で設定5判別をクリアした時の歓喜っぷりは今でも忘れません!

まとめ

4号機にせよ、5号機にせよ、設定推測と設定判別には大きな違いがあります。

推測の域なのか、断定できるのか・・・と言う確定できるかどうか、と言うポイントは全くの別物です。

断定出来ないから今の台は厳しい!って思うかもしれませんが、裏を返せば夜から打つ人にもチャンスが残された!と言う事でもあります。4号機時代の判別された低設定台だけが残っていても嬉しく無いじゃないですか。

そういう意味でも、わかりにくいというのは、GOGOジャグラー実践の時にも書きましたが、上手な人でも推測しにくいので、メリットでもあると言う事なんです。